2010年08月01日

「みゆき食堂」。

夏風邪をひいてしまって、毎日の暑さが辛い。

部屋に居て、何もしてなくても汗が吹き出る。

これは室内で熱中症にかかるのもうなずける。

汗だらけで冷房の効いた建物内に入ると今度は冷える。

こんなに夏に弱かったっけと自問の日々。

暑くても寒くてもあーだこーだ言う、自分が我ながら情けない。


さて、来年一緒に舞台をやる子達が出てる、「みゆき食堂」を観に行く。

3ヶ月、稽古したらしく、なかなか頑張っていた。

この子達は今、年間5本くらいのペースで舞台をやってるから、来年一緒にやる頃には凄くうまくなってるんじゃないだろうか。

伊保君に劇場と小屋付きの劇団さんのスタッフの話を聞いて、食指が動く。

確かに安い!


今週、打ち合わせをする店をやっと決める。

来春の舞台は悩みが多いが、ともかく少しづつ問題を解決して、前進していく。

もう年内にやってしまいたい…。
posted by たいき at 16:58| Comment(2) | TrackBack(0) | 演劇

2010年07月25日

「リデンプション」。

盟友大沢一起がプロデュースした、「リデンプション」を観に行く。

日本初演のこの公演は、なんと会場がグランドプリンスホテル赤坂の一室!

一起と共同プロデュースした「海のサーカス」も、当時としては珍しいギャラリー(ギャラリー・ル・デコ)での公演だったが、今回のアプローチもおもしろい。

これが本当にホテルの一室の話だったらもっと良かった。

兄を亡くした男とその兄の妻だった女が、5年ぶりに再会する二人芝居。

オーストラアリア出身の劇作家、ジョアンナ・マレースミスの描く濃密な愛の物語は、愛の再生を予感させて終わる。(いや、ホテルの一室だったから、なんとなく結婚式の控え室の雰囲気がそう思わせたのかもしれないが…)

おもしろい本で、いつかこういったアダルトな題材にチャレンジしたい気持ちも沸いてくる。

一起とは「海のサーカス」の時に、1年近く稽古をして兄弟愛を描いた。

その共有体験をした者としては、同じ愛を描く今公演、少々の消化不良を感じた。
posted by たいき at 17:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇

「ザ・キャラクター」。

NODA・MAPの「ザ・キャラクター」を観に行く。

今年はオウムのサリン事件から15年。

あらすじも知らず、派手な舞台を想像して観に行ったが、思いの他重く、不気味で禍々しく、久しぶりにズシンときた。

題材に対して、かなりストレートにアプローチしてる印象を受けました。

主演の宮沢りえさんに至っては、再演の「満開の桜の木ので」の時とは別人のようなオーラを感じ、衝撃を受けました。

豪速球を投げ続け完投する、エースピッチャーのような貫禄!


サリン事件のあったあの日、僕等は学校に居て、先輩の一人が犯行が起きた車両の隣の車両に乗ってたのを後で聞いた。

事件はショックだった。

こいつ等全部マジだったのか、というのが一番のショックだった。

今回の芝居は最後、あの事件をある言葉でもって一刀両断するが、実は今も狂信的なテロ、犯罪は個別化してるだけで、本質的にはもっと大変なことになってるんじゃないか、と想像させられる芝居でした。
posted by たいき at 16:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇

2010年07月23日

「東京・坊っちゃん」。

盟友高橋カズがメインで出演した、東京ギンガ堂の「東京・坊ちゃん」を来年4月の座組のメンバ−で観に行く。

場所は新宿歌舞伎町、大久保公園仮設テント!

テント公演にはロマンを感ぜずにいられない僕ですが、観に行った日は今夏最低気温!

すげー寒かった!

芝居観終わった後の、ビールの進みが珍しく遅かった。

カズが見つけた店だったけど、えらく安い店だったなー。


今月は来年の公演に向けて、色々と展望が見えてきた月だけど、色んなことが重なって辛い月でもあった。

今年、来年と三十路半ばのターニング・ポイントになりそうだ。

何せ来年の公演がコケたら、しばらくプロデュース公演はできないだろうし、様々な要素が重なったら役者は休業、あるいは廃業しなければいけないかもしれない。

それでなくても人生は色々ある。

今月は色々あった。

もう、本当に成長していかないといけないんだなーと、強く思う。


一つだけ言えるのは、プロデュースを起こしたことは、多分正解だったと言うことだ。

苦労するし、赤字も抱えるかもしれない。

でも確実に成長できる。

だからもう、やりきるつもりで、来春まで走る!
posted by たいき at 22:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇

2010年06月26日

「いくつもの時間」。

「ひみつのアッコちゃん」で共演した鬼頭典子さんと、盟友浅海彩子ちゃんが出てた朗読劇、「いくつもの時間」を観に行く。

戦時中、満州に疎開した日本人夫婦の、壮絶な戦争体験を描いたものだが、とても体に入ってくる構成だった。

朗読劇でこれほど情景が思い浮かび、胸に伝わってきたのは初めてかもしれない。(だいたい朗読劇自体、あまり観に行かないのだが)

辛く、厳しい戦時中の人々の人生と戦後が、淡々とした語り口からよく伝わりました。

インタビュー・シーンの現代と、当時のシーンを織り交ぜる構成は、朗読劇では斬新なのでは? などと思いました。


戦争中、日本は非戦闘員がたくさん亡くなりました。

戦後もとても大変だったけど、21世紀、戦後の歪みは消えていない気がしました。

押し付けがましくないのが良かったです。

最近、信濃町のアトリエによく行ってるなぁ。
posted by たいき at 21:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇

2010年06月19日

日々。

大したことしてないのに、時間が経つのが最近早い。

つい、W杯の日本VSカメルーン戦をぼやっと見てたら、承知のとおり勝利。

ぼやっと見たのは失礼だったが、それからまたぼやっとして、ブログに書いたのが今日。

暑くなってきてテンションが少し変になってきた。


今月頭の方だったが、青☆組の「恋女房達」を観に行く。

実は主宰の吉田小夏ちゃんは後輩で、共演経験あり。

新人戯曲賞を獲って、おおっと思っていたら、立派に成長していました。

女性らしいタッチで、結構怖い世界を可愛く(←これが重要、これないとドロドロとトロミが出ちゃう)おもしろくやっとりました。

感心です。


V−NETのGK戦も、一日がかりで観に行く。

上演時間、一挙5時間弱。

久しぶりの長丁場。

4本立てはどれもそれぞれ個性的で、勇気が湧いてくる。

改めて、自己流で勝負しようという気持ちになる。

知り合いの多い劇団だが、思いがけない演技も観れて胸を打たれた。

会場で、久しぶりに同期の新宮と逢う。

二人とも35歳になったのが信じられない。

ついこの間共演したと思ってると、次に逢う時はあっという間に40歳になってそうだ。

自分のやる、来春の舞台のことで揺れる胸のうちに、良い風が吹いたと思います。


最後はこれまた盟友井上ケンが誘ってくれた、ウォーキング・スタッフの「LOVEGUN」を観に行く。

これまたおもしろい作品で、こんなリアリズムの芝居をいつか、やってみたいなぁと思わされました。

話はある交番を舞台に展開する人間模様だが、神経症的な全体の雰囲気と、話の無力感が骨っぽい。

前述の「恋女房達」とはベクトルが一緒のようで、対照的。

何気に久しぶりにケンと飲めて、それが一番楽しかった…割引してくれて、ありがとう…。


…自分は暑くなってくると、結構活動的になる方だから、今年の夏も色々動きたいな。
posted by たいき at 14:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇

2010年05月26日

「ピンクの象と五人の紳士」。

「ひみつのアッコちゃん」で共演した、頼経明子ちゃん出演の「ピンクの象と五人の紳士」を観に行く。

台本は不条理演劇の旗手、別役実さん。

しかし内容はかなり分かり易い、寓話なのでした。

太陽は東から昇り、西に落ちていき、世界はグルグル回る。

今日の自分は昨日の自分と一緒だし、ここは昨日のあそこだが、何故か昔は楽しかった缶蹴りが、今はもう違うようだ。

台本は昔読んでいたが、舞台で観たのは初めて。

別役さんの作品は、昔観た別の作品の演出の印象が強く、別役実さんの芝居は、台詞一つ一つに間があって、ゆったりとしたテンポのイメージが個人的にあったけど、このお芝居は普通に会話の掛け合いをしててテンポも良く、上演時間も1時間ちょいと短かった。

んが、濃密な時間でした。

面白かったです。


…ちなみにピンクの象はアル中やヤク中が禁断症状時に見る幻覚と言われてますが、ディズニーの「ダンボ」でも、ダンボが酒に酔っ払う場面で出てきます。

これが歌の内容といい、描写といい、まるでドラッグのバッドトリップのようで、ホンマにディズニーさん、LSDとかやってたのかなぁと思ってしまうほど、強烈だ。

そして、ディズニーランドに行った時にビックリしたのが、「クマのプーさん」のアトラクションで、何故かこのピンクの象がわんさか出てきた時。

ハチミツに魅入られたプーさんの、精神世界の中という設定らしいが、これが完全に「クマのプーさん」の世界観を乗っ取ってて初めての時は驚いた。

プーさんが「気をつけろ…気をつけろ…」となんだか不吉な台詞を言い出すと、一転、世界がグルグル回りだして、愛らしいプーさん達もどこかへ消えてしまい、気の狂った色彩の象達の狂乱の宴が、プーさんのアトラクションをジャックする。

プーさん目当ての子供達にとってはリアル悪夢で、アトラクション中も泣き喚く子がいたくらいだ。

今はどうなったか知らないが、あのサイケデリックな世界と展開は、大人でも相当強烈だったから、子供なんかトラウマになるんじゃないだろうか。

乗り物の動きもなんか変だし…。
posted by たいき at 19:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇

2010年05月16日

「メトロポリスプロジェクト〜ここは楽園〜」。

午前中、歯の神経を抜く。

3ヵ月半、苦しんだ。

正月に歯の詰め物が取れ、治しに行った時に虫歯を削った。

どうやら歯の神経が普通より延びてるらしく、削った部分が神経に障ってた。

痛みが出る時と出ない時とあったが、疲れやストレスが溜まったりするとダメ。

特にパソコン作業。

ずっと台本執筆をしていたので、これは堪えた。

というか、もはや偏頭痛に近い痛みだったので、やっと歯医者に行った。

今はスッキリだが去年の夏も、親不知に苦しみながら台本を書いてた。

嫌なジンクスだ。


さて、Pal's Sharer(パルズシェア)プロデュース公演、「メトロポリタンプロジェクト〜ここは楽園〜」を観に行く。

脚本は2月にやった「ひみつのアッコちゃん」のじんのひろあきさん、演出に同じく森さゆ里さん、主宰の白井美香ちゃん、佐藤里真ちゃんお二人も元共演者、そして「COLORS」の時にイエローを演じてもらった、廣瀬直也出演ということで、初日の昼夜公演を通して観に行きました。

先週観た芝居と似た形態で、どんぐり、もみの木とチームによって演目が違う。

今回は両方観劇。

廣瀬君は、両チームに出ててなかなか活躍していた。

そしてやっぱり初日は良い。

お客さんの反応もなんだか一体感があって、初日の緊張感が良い。

いっつも気を使って初日、楽日は避ける傾向にあったけど、今度から改めよう。

お話は15話近くのショート・ショート。

そのほとんどが先を観たくなるイントロダクションで、もっと観たいなと思いました。

全14ステージと小劇場の割りに長い公演ですが、楽日まで頑張ってください。
posted by たいき at 01:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇

2010年05月12日

「HAPPYの憂鬱・LUCKYの嘆息」と…。

以前、舞台で共演した宮野隆矢さんが出演した、ある☆こる旗揚げ公演「HAPPYの憂鬱・LUCKYの嘆息」を観に行く。

とある喫茶店で行われたSNSコミニティの、OFF会の模様を描いたものだが、今取り組んでる芝居に通じるものがあって、参考になりました。

しかし1時間10分くらい?

短かったなー。


さて、遂にトゥルースシェル・プロデュースの次回、か次々回公演を決める。

公演日程は来年の4月6日(水)から4月10日(日)。

場所はせんがわ劇場。

演目は「LOST!?〜冒険者たちへ〜」(仮)という題名で、オンラインゲーム内に消えた娘を探しに行く、父親の物語だ。

目下、三稿目の台本を執筆中!

小劇場ですが、これまで手掛けたことの無い、自分にとっては規模の大きい公演になると思うので、今からドキドキだ!

詳細は随時アップしていきたいと思います。


…ちなみにこの公演の前に一本、どこかでやるかもしれません…。
posted by たいき at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇

2010年05月01日

「ネズミの涙」。

鄭 義信(チョン・ウィシン)さん作・演出でオペラシアターこんにゃく座の、「ネズミの涙」を招待券を頂いたので観に行く。

会場には錚々たる関係者の方々が…。

「ひみつのアッコちゃん」で共演した西原君もいて、先輩役者の夫婦もお子さん連れで来てた。

…しかし上演時間は休憩入れて2時間半以上だったので、大変だったかも。

まだ小さいのに静かに観てたのには感心。


さて、芝居の内容は、紛争中の縁の下の天竺ネズミの芝居一座の話。

ちなみに一座は家族経営。

ピアノとパンソリ(サムルノリ?)だけのシンプルな演奏と役者さんの歌声が、力強い。

紛争地域の話なので、お客さんは兵士達。(というか、一般人は難民になったり捕まったりとそれどころじゃない)

そしてそのお客さんの兵士達も、勝った負けたでコロコロ変わる。

天竺一座はお酒なんかも出して商売する。

まあ、戦争需要というか、2次産業のようで、平和だと商売が上がったり。(本当の平和だったら、普通の客が観に来る)

戦争がなければ食えない状況なのだ。

でも、したたかに戦争を食い扶持にしようとした一座も、やがて戦争に巻き込まれて、かけがえの無い人達を失っていってしまう。

子供向きのようなのに、内容や描写は重く、そのくせ、義信さんのサービス精神は旺盛で、芝居は底抜けに明るい。

悲しく辛い世界でも、一座は、笑って前へ前へ、ズンズン生きていく。

こんな縁の下でも、生きていくしかない。

観終わって、親子で色んな話ができるお芝居だと思いました。

義信さん、ご招待、ありがとうございました!
posted by たいき at 23:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇

2010年04月18日

「わが町」。

文学座ファミリーシアター公演「わが町」を観に行く。

昨夜の劇団桟敷童子は雨で寒かったが、今日は天気が良く、ちょっと涼しい風が気持ちよかった。

…というか昨夜はアングラ小劇団(でもない劇団になってるが)で、今日は新劇の文学座って・・・。

両方楽しめるのが俺なのだが。

実は「ひみつのアッコちゃん」の時の共演者、頼経明子ちゃんと松岡依都美ちゃん(ゲスト出演)が出演してたのでした。

ソーントン・ワイルダーの名作は、初演から70年以上経ってるのにそのテーマは普遍的で色褪せない。

舞台自体は、車も普及していない時代の話なのに。

なんだか文学座という劇団自体が、「わが町」の‘町’に見えて、羨ましくなりました。

お話はアメリカのとある町の日常の話。

特に何も劇的な変化の起きない人々の日常。

しかし時は確実に経ち、いつしか人は墓場に入る。

墓場に入ってからの時間を考えれば、なんと生きてる時間の短いことよ。

なので自分の公演のために動く、動く。
posted by たいき at 00:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇

2010年04月17日

「厠の兵隊」。

―少年の心には、いつも神の軍隊がいたー

…まあ、神と言っても便所の神様なんですが、劇団桟敷童子のすみだパークスタジオ杮落とし、「厠の兵隊」を中学の友達と観てきました!

しかも初日!!

結構コンパクトなお話で、ある孤独な少年と母親の、個人的な話で終わったのが以外。

毎回、特に本公演だと、そこまでテーマを持ち上げ(広げ)ますか!と思うことが多かったので…。

少年がトランシーバー少年だったのが、清水邦夫さんの戯曲が好きだった者には(元ネタは違うかも)ニヤリとさせる。

俺の出自はアングラ…。

一緒に行った友達も喜んでたので、演劇人の端くれとして嬉しい限り。

盟友もりちえも笑いをいっぱいとってました。

しかし、こういう気合の入った公演を3000円で観れるとバレてしまうと、自分が公演を打つ時にこれまで良いお客さんだった友達も、牙を剥いて容赦の無いアンケートを書いてくる…ってのは古い仲なのでありませんが(つまらなきゃ容赦は無い)、友達がアンケートを書いてる姿に新鮮なものを感じました。

その後は久しぶりに飲み。

劇団員の方々はお掃除などで忙しいので、もりちえとの合流も無し。(初日だったからかもしれないが)

飲み屋を出たら雪が降ってて焦った。

ちょっと劇場が駅から遠かったので、寒かった…。
posted by たいき at 23:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇

2010年04月11日

「ESCAPE」。

前の更新から続けて、お芝居の感想。

温泉ドラゴン旗揚げ公演「ESCAPE」を観に行く。

脚本はなんとこちらも盟友、シライケイタ!

しかも処女作!

圭太らしい、息詰まる熱い男の二人芝居だ。

てかノリは斬!

‘斬’とは白井君と演劇学校時代に一緒にやってた集団で、ガジラの鐘下さんの台本なんかをよく上演していました。

立ち上げたのは、ポツドールなんかに出てる井上幸太郎さん。

ちなみに僕は学生時代と90年代は、前のブログで言ってた小林の大ちゃんとVoiceという集団もやってたりしました。(今のV−NETのVはそこからとってるのかな)

ともかく圭太とは極めて犯罪的(?)な企画をやっていたりしたので、今回の話も犯罪だ!

…いやー、実は後ちょっとで、次にやろうと思ってる芝居の台本が出来上がるので、テンションがかなりおかしいです、今。


内容は、ヤバい事情で廃屋の閉鎖病棟に拉致された、暴力団の顧問弁護士と、それを見張るチンピラの話。

この二人の関係がどう変わっていくかスリリングでしたが、ダクトの中を這いずり回る場面に、単管をうまく使って天井を這いずり回ってたのが印象的でした。

最後は急展開。

硬派な雰囲気の中でもお茶目なところがあって、そこが圭太らしい。(オチも何気にお茶目だ)

去年から話は聞いていたので、楽しみでした。

劇場のSPACE雑遊も家から近いし、料金も高くないのでここで近い将来、自分の舞台をやる可能性は高いな。

今週は盟友二人の公演が観れて、刺激を受けました。
posted by たいき at 00:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇

「舞台 新耳袋」。

10日間、ブログの更新が無いよとご指摘をいただいたので、慌ててブログをアップ。

まず、今週頭に観に行った「舞台 新耳袋」。

制作は「ひみつのアッコちゃん」でお世話になった、タンバリン・プロデューサーズ。

そして作、演出は盟友、小金丸大和&小林大祐!

ともかく舞台にも客席にも知り合いが大挙しているという、内輪っぷり。(VーNETとタンバリンさんの提携公演的な)

売れてる子達が出演しているので、怪談のお芝居なのに本番中、拍手が起きる。

しかも役者がヘマしたところで起きたりする(計3回あった)ので、リピーターのお客さんとの温度差に、怪談なのに(しかも知った顔ばっか出てるから)変な笑いが生じてくる。

他人の話す怪談パーティーを覗き見するというよりは、思いっきり友達の家にお泊まりにいって、ちょっと騒ぎ過ぎて大家さんかお隣さんに注意されちゃった的なノリだ。

その距離感が多分、ファンには堪らないんだろうな。

音響的にスピーカー数箇所仕込んで(客席後ろとか)、迫ってくる音の恐怖なんかやっても良かったかなと思いました。

後、この手の怪談ものを舞台とかでやると大抵、人死が出てる関係上、結末は悲しかったり切なかったりする場合が多いが、そこはあえて避けたかな。

しかし、茶風林さんの代打で、楽日のみ出演の増岡君に関しては、ラストに使われるナレーションが茶風林さんのままで少々可愛そうだった…。
posted by たいき at 00:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇

2010年03月29日

「現実はきびしく私たちは若い けれど要求は唐突で 思い切るという手もあるかもしれない」。

スタジオ時代の後輩でハイバイの金子タケ君のユニット、三匹の犬第一回公演「現実はきびしく私たちは若い けれど要求は唐突で 思い切るという手もあるかもしれない」を観に行く。

長い題名でビックリの二人芝居だが、作・演出は鈴江俊郎さんでタケ君の相手役光瀬指絵(ニッポンの河川)からオファーされて、書き下ろししただけでなく、わざわざ京都から演出しに出てきたとか。

鈴江俊郎さんは僕等が学生の頃に注目されだした方で、京都を中心に活動してるのだが、今回は制作にも積極的だったらしく、なんと前説をやっておられた。(!)


話はどうやら左翼活動家の男とその恋人のドン詰まりの別れ話。

そこは二人の役者さんの個性が可愛く陽性なので、あまり凄惨な雰囲気ではないが、1時間20分このカップルは激しくぶつかり合うので、なかなかエキサイティング。

女は34歳。

もうあまり色々と時間の無い歳でもあるので、男の部屋から荷物を引き上げ、引越し屋を表に待たせての最後の説得を試みる。

男は33歳。

運動に行き詰まりを感じながらも、それだけが自分の拠り所だとしがみつく、というかこの日本の現状を見過ごすことができない、けど、もう大分情熱的にも勢いが無くて、活動家として引き篭もりだしている。

集会もビラ配りも新規開拓しない。

特定の人達と固まりだしてる。

寂しがり屋で独りで闘う気概も、無い。

だから女に必死に抵抗する、というかしがみつく。

こういう人ってネットの中とか身内にはうるさいのかなーとか、演劇人にも当てはまるなーとか思いながら観てると、なんだか妙にリアルで悲しくなってくる。

が、そこはハイバイのタケ君。

もちろん台本の構成力もあるが、男の情けなくてダメな可愛いいところ(?)を、絶妙に好演してる。

これまで観たことが無いほど怒鳴りまくってるが、共感してけちゃうのがこの人の魅力。

最後は悲惨なことになるけど、あんまり悲惨に見えないのも台本の力とこのキャストだからか。

勉強家で理屈では正しいことを言う男に対して、ノンポリで単純に女の幸せを願い、なんとか男に変革を求める女の方が、よっぽどバイタリティがあって活動家らしいのも痛くておもしろい。

学生の時の恋愛のよう。

あー、そうだなー。

三十路過ぎてそういう学生の恋愛? みたいなものの終焉でもあるんだなー、とか。

話は喋り倒して勢いで唐突な展開を迎えるが、鈴江さんの名作「友だちが来た」を知ってる人間としては受け入れられる。

初めて観る人には結構、強引な幕引きだったかもしれないが。

それにしても鈴江さんの作品は、喪失する話が結構多いなぁ。
posted by たいき at 01:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇

2010年03月28日

「恋人/コレクション」

先週の話だが、盟友高橋和久のカズが出てる舞台、「恋人/コレクション」を観に行く。

ハロルド・ピンター作の2本立てで、座組はハーフムーン・シアター・カンパニー。

カズの芝居を観るのも久しぶり。

「恋人」では、ある夫婦のゲームにも似た日常を描く。

この夫婦、昼はお互い別人として出逢い、奇妙な夫婦生活を営むのだが、なんと奥さん役には以前共演させていただいた、花木さち子さん。

席が桟敷で、かぶりつきで観れた艶演にやられる。

この方は凄いなぁ。


「コレクション」ではカズは才能豊かなゲイボーイの役。

ある貴婦人の不倫をめぐる話が、これまた奇妙な対決に発展してゆく。

カズはベテラン勢に囲まれながらも好演していました。

ハロルド・ピンターさんはよく不条理演劇の大家と言われるらしいですが、観てて迷宮にハマる感じでもなかったです。(カズ曰く初期作品だから)

終演後は久しぶりに飲み。

関係者もいたのに、終電を逃すほど飲んでしまった。

しかし4000円で桟敷の補助席尾はキツかった・・・。
posted by たいき at 18:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇

2010年03月13日

「オレは本能寺にアリ?!」と近況。

水曜日に「ひみつのアッコちゃん」でお世話になった、タンバリンプロデューサーズ公演の「オレは本能寺にアリ?!」の初日を観に行く。

「ひみつのアッコちゃん」でエイベックスからの出向Pを演じた、図師君ことズッちゃんが初主演!

硬軟分けててなかなか好演してた。

芝居はタイム・スリップもので、‘本能寺の変’直前の信長のもとに、現代のダメ若者がタイムスリップするもの。


その芝居の物語の大前提に、まず大嘘をつくというのは小劇場の芝居ではよくある話だ。

今回だったらタイムスリップ。

俺の書いた「COLORS」だったら、もしも戦隊ヒーローが本当にいたら。

今とりかかってる作品に向けて、殺陣も含めて参考になる部分がたくさんあった。


さて、今週からやっと次回作の台本を書き出す。

書き出す、が、これがなかなか進まない。

題材は演劇だからできる魅力的なものだと思うのだが、書き出すとなんだか安っぽくなってしまう。

「COLORS」の時も一番最初のとっかかりに苦しんだが、今回の自分の頭の中の散漫さは異常。

去年、「COLORS」を書いた後すぐにプロットを書いて、話はすでにできてたはずなのだが、時間が経って見てみるとご都合主義だったり、細かい部分がお粗末だったりでどうにも埋まらない。

これまで芝居と映画だけは結構観てきてしまったから、今更苦労して俺がこれをやらなくても…というものだけはハッキリしてしまってるのが、性質が悪い。

やっぱりどうせやるなら、下手でも自分ならではのものがやりたいのだ。

だから若いって…素晴らしい!

おっさん(自分)の余計な知恵や情報が、目標に向かう時に妨げになることは多い。

まず話を先に進める努力だ。

しかし…調べたら、さっそく使おうと思ってた題名が、去年上演された大手ミュージカルに使われてて萎え…。
posted by たいき at 12:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇

2010年03月06日

「汝、知り初めし逢魔が刻に…」。

佐久間久美ちゃんが共同プロデュースした舞台、「汝、知り初めし逢魔が刻に…」を観に行く。

久美ちゃんに会うのは久しぶり。

何気に共演回数の多い前野っちも出てて、チケットを頼む。

出演していた中さんと会うのも久しぶり。

役者同士だと劇場で会う機会も多いので、年に何回も会わなくても久しぶりの感じがしない。

客席の方には百々さん、岡純、そして「ひみつのアッコちゃん」で共演したまどかちゃんとこちらもにぎやか。

客席での再会も多い。

芝居は2時間半の長尺にパイプ椅子は辛かったが、なかなかおもしろかった。

鬼をテーマにした和物ファンタジーは多いが、大抵が悲恋が絡み、悲劇に終わる場合も多いが、今回も酷いことに…。

楽日まで頑張ってください
posted by たいき at 11:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇

2010年02月27日

「ギンノキヲク」。

昨年11月の「COLORS]でお世話になった、V−NETアトリエに井保ゼミの公演を観に行く。

井保君の作品は全部観てないけど、今まで観た内では俺の中で一番!

なかなか奥行きのある話だった。

芝居はとある介護施設の話だが、さすが井保っち、ヘルパーを5年近くやってただけあって、芝居全体に説得力がある。


何をやっても中途半端な元ヤンキーが、介護施設に勤めだすというところから始まるこのお話。

体験者が作・演出してるだけあって、芝居の細部が本当にありそうな感じ。

ちょっとした職員達のやり取りも、実際に休憩室とかでやりとりされてそう。

物語の中盤、統合失調症の夫と認知症の妻、その息子夫婦の登場から、話は以外な方向に進む。(この息子夫婦の妻役を、今回誘ってくれた竹田有希ちゃんが演じてました。良かったです!)

当の本人達がまだ生きているのに管理能力が無いため、財産管理で親族が、まあ、結局は遺産相続でもめるのだが、その後に明かされる統合失調症の夫の戦時中のある行為により、息子は人間不信になっていた…。

…その父子は、いつも海を見つめていた…。


前半の流れで、てっきりほのぼのと進む話なのかと思っていたので、おもしろかった。

そしてクライマックスに老夫婦は、在りし日に一時戻るのだが、こういうシチュエーションは大好物です。

実は昔やった芝居の「愚者には見えないラ・マンチャの王様の裸」のような設定で、認知症の老夫婦が妄想の中を旅して、最後に今日観た芝居のようなラストを持ってこようと考えていたので、なおさら。

それぞれの役から滲み出てくる役者の個性がなかなか良くて、介護の現場というある種現代の戦場のような設定も、登場人物達は爽やかに駆け抜ける。

そりゃこの問題の闇はもっと深いのかもしれないが、そんなのはニュースでよくやってるしなぁ。

戦場と書いたが、実際待遇や職場環境を考えるとなかなかタフな仕事。

ある法人関係者が、内定が出ずに困ってる学生がたくさんいる世の中で、こんなに介護職が敬遠される理由が解らない、とピント外れなことを言っていたが、安くてキツいじゃ若者は集まらんよ…こういう実業に対する虚業の演劇だって昨今、人が集まってないんだから…。

芝居だったら食えなくても理解できるが、真面目に働いて食えない、家族養えないじゃなぁ。

芝居中でも、結婚を機に食えないから退職する役が出てくるが、自分の引退のために後輩を仕込む姿はある意味、現代の人柱のようにも見える。

主人公がオタクのようなインドア系じゃなくて、元ヤンのガテン系で元気なのが救いだ。

息子夫婦に、「報酬が無かったら、赤の他人の面倒なんか誰も見ないでしょ」という言葉に黙り込んでないで、何か言い返す元気が必要なんだろうなぁ。

考え込んで鬱っぽくなるより、行動する元気だな。

やっぱり今年、もう一本芝居を書こう!
posted by たいき at 00:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇

2010年02月23日

「ひみつのアッコちゃん」終わって…。

舞台「ひみつのアッコ」ちゃんが終わって、一週間以上が経ってしまった…。

先週の今頃は、前日に打ち上げで朝まで飲んだので、ようやく起きだした頃か・・・我ながら情けない。

時間が経つのはあっという間で、いつものことだが本番が終わると呆けてしまう。

まあ、11月に作・演出して12月もなかなか大変な舞台で、年始すぐにまた舞台の稽古に入ったのだから、疲れるのもしょうがないかとも思うが、その間も生活は続く。

大変だし、もうしばらく舞台は休もうと思うのだが、一週間も経つとまたムクムクとお芝居をやりたくなってきている自分がいる。

きりが無いなぁ。


よく稽古場で話していたが、「ひみつのアッコちゃん」はシンデレラ・ストーリーの後の話だ、と勝手に自分は思ってたりする。

自主映画でもって海外を席巻したシンデレラしずくが、いよいよ王子様と結婚して、やれ豪邸に住み、召使を何人も持ち、現実の生活がスタートしようとするというわけだ。

自分を取り巻く現実が大きく変わった時、果たして自分を貫いて生きていけるかという決断と成長を描いた話と勝手に解釈していたが、ゲネプロを拝見してくれた作家のじんのさんによれば、この話は(自分も含めて)実在のモデルがいて、もっとエキセントリックな物創りに携わる業深い人達の話だと言う。

実際聴かせていただいたいくつかのエピソードは、なかなか迫力のあるものだった。

登場人物で出てくる5人の親御さんも、全部かは分からないが実際にモデルの方がいるらしい。

お客さんの中にはなにやらシンポジウムのような舞台だったという方もいて、ドキュメンタリーの要素も入った少し不思議な舞台だったというお客さんもいた。


しかしアンケートではすごい解釈をする方もいて、その方は演劇に携わっていてとある学校の院生?か何からしいのだが、8000字近くの感想文を、自分の関係者のキャストにPCから送ってきたのだ。

全部は読めかったのだが、そこから膨らませて自分なりに解釈するとこうだ。

物語の中で、映画「ひみつのアッコちゃん」のプロジェクトは巨大化し、誰も収拾しきれない状態となるが、そこに決断するという‘責任’を被うものはしずくしかいない。

演劇の発祥は儀式や祝祭だというが、太古の儀式で言うならそれは神様ということになる。

が、物語にそのような絶対権力者は出てこない。

今の膨れ上がった資本社会が映画「ひみつのアッコちゃん」なら、しずくより上の大人達はこの社会に対して責任を自ら被おうとしない構図から、選択権のあるようで実は提示された枠の中からしか選択の自由の無い若者しずくは、予め屠られることを定められた生贄にもとれる。

事実、太古の祝祭とは神に生贄を捧げる儀式だったりしたわけで、アンケートがおもしろかったところは、だから冒頭で語られるマコーレ・カルキン君の身を持ち崩す例え話は、しずくの将来を暗示しているのだと言う。

これはかなりかいつまんで、しかももっと難しいことが書かれてたので、自分なりに租借というか解釈したのだが、そんな風にあの芝居を観て考える人がいるのかと感心した次第。

やっぱり舞台は楽しいなぁ。
posted by たいき at 16:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇