2008年12月21日

「月に星」(ネタバレ)。

8月に急逝した友人、田淵史子の遺作となった映画、「月に星」を映画の舞台ともなった下高井戸シネマに観に行く。


内容は前に宣伝で書いたとおり、映画館に勤める二人の女の子の自分探しの話ですが、世界的な不況で国内でも雇用問題が叫ばれる中、公開時の03年よりもそのテーマは今日的になっていました。(僕も出てましたがそれに関してはノー・コメント)

内定していた会社が潰れ、20代半ば過ぎまで家事手伝い(男だったら即ニート扱いだよなぁ)のまま映画に熱中(現実逃避)していた主人公が、一念発起して映画館のバイトにつくのだが、主人公の女性も09年の今なら三十路過ぎ。

おそらくキャラクターから主人公は現在、結婚している可能性は薄いと感じるがそう、これはアラサーのロスジェネって言われてる世代の話なんですな。

主人公ヒロインの主観では映画は世相を反映して暴力と自虐、負の感情に満ちており、そのこと自体が観客に結果的に媚びていると少々強引な持論を展開して(まあ、9・11もありましたし)バイトの面接に挑みますが、そんな中でも、いやそんな中だからこそ夢を見たいとヒロインは力説してバイトに受かります。

それから淡々とした映画館の日常の中でもすったもんだがあるわけですが、日常的なテンポから話はテーマに向かって飛躍を見せていきます。

ラスト、二人の女性が星に願いを託す場面は、今、それでも星を見上げようとする者の、死と対峙し病と闘った監督田淵史子の、祈りにも似た想いが見てとれます。


つい先日、麻生首相がハローワークに訪れ、「(仕事を見つけるには)何をやりたいのか目的意識がないとダメ」とコメントしましたが、今、新卒でもない人間に例えやりたい何かが見つかったとしても、職業選択の自由なんかあんのかよと思ってしまいます。

それでも星を、上を見るしかないんじゃないの?とタブッちゃんのそっけないが率直な言葉が聞こえてきそうですが、最後、これは不謹慎に聞こえるかもしれませんが、先ほど彼女は‘死と闘った’と書きましたが、僕にはまるでおいかけっこをしているように見えました。


彼女はそれくらい軽やかに見えた。
posted by たいき at 11:54| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画

2008年12月18日

映画鑑賞。(ネタバレあります)

「刑事コロンボ」でお馴染みのピーター・フォンダが認知症になってしまったようで、でも81歳だししょうがないかなぁ。

「刑事コロンボ」、大好きだったなぁ。

小学生のガキの頃に熱中したので、あの先に犯人が分かっているのをコロンボが追い詰める手法は、てっきり推理モノのスタンダードだと思っていました。

犯人にも感情移入できるんだよな。


さて、趣味に映画鑑賞と言っておきながら、ろくすぽ映画館に行かない大樹君の映画感想会が始まりますよー。

ホント、今年は絶望的だった…。

何がって映画館に行った回数で、芝居を観に劇場に行った回数の十分の一以下だったのではないだろうか?

年内に一本くらい観に行きたいのだが。

実は今年、映画館で観なかった作品で強烈に後悔した一本があるのですが、それはひとまず置いときます。

なぜならDVDで観て、ホントに悔しくなったからです。


さてさて、最近ただでさえ映画観てない、オヤジ役者大好きっ子の大樹君がチョイスしたのはまず、「最高の人生の見つけ方」

ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンが、最良の人生の終わらせ方を探求するハートフルな一本。

二人が演じる役柄はジャック傲慢、モーガン人格者と結構ステレオタイプですが、‘死’というテーマを扱っていながら爽やかな一本です。

‘爽やかな’なんて言っちゃうのは僕がまだ若いからなんでしょうが、やっぱりガンは怖いですし、なんか、この作品を観てると、どうしても、人間最後は金がモノを言うんじゃないだろうかと思ってしまいます。

二人の大御所最後の自由気ままな余暇も、金があってのもの。

ツッコミを入れるのは無粋もいいとこですが、今の日本の老人社会を見ると、なんだかんだ二人とも、ジャックには金、モーガンには家族と人生に大切なものを持ってるじゃないですか。

それはとても幸せなことだと思います。


お次は「ミスト」

ある日、町を覆った大霧の中に何かがいる!?

未知の脅威にさらされた人々のパニックを描いたスティーブン・キング原作の監督は「ショーシャンクの空に」、「グリーンマイル」の黄金コンビ。

しかしその内容は洋画でも近年マレに見るディープなバッドテイストのトラウマ系

うっかり原作者、監督の名前で期待して観に行ってしまったファミリーからは、観賞後しばらく家族間から会話を奪うことになるでしょう。

ホラーサスペンスのようにパッケージングされたこの作品、実の内容は恐怖への人間の心理と狂気を巧みに描き、本当の脅威の前での人間の無力さ、儚さを描ききった、そこらのパニックものとは一線を画す一品となっています。

この不安の渦巻く世の中でこんなもん見せてどうすんだ、と思いますが個人的には

だがそれがいい

というやつです。

なんせ出てくる人間は等身大な連中ばかり。

皆、いとも簡単に恐怖とパニックに屈していきます。

いつもの一人で大活躍するようなタフガイなヤツは出てこず、パニックの中、理性ある人間達は結束して状況を打開していこうとします。

この映画はそれが、いとも簡単に裏切られる。

ここら辺は少々ネタバレになりますが、クトゥルー神話系の暗黒映画を彷彿とさせてて個人的にグッド。

クトゥルー系の映画には有名なもので「ヘルレンザー」や「ネクロノミコン」がありますが、大体バッドな展開とエンディングで、狂気と錯乱の中に終わる場合が多いのですが(まるで神のように圧倒的なものの前では、人間なんてちっぽけなものだというテーマが多い)、そういった映画の一つのパターンを知ってて耐性がないと、こういう映画は辛いかもしれません。

ただ、そんなマニアックな世界、世界観を名作コンビが作り上げてくれたのがマイナー好きには嬉しかったところ。

どうせ映画なんだから、好き勝手やっちゃってほしいもんなんです。

外食もたまには話のネタになるほど不味い、店の雰囲気がヤバくて凄い体験をした、そんなのもいいですよね。

まあ、そんな店にカップル、家族で

行っちゃったら最悪ですけど。


なんでもスティーブン・キング自身がラブクラフト(クトゥルー神話の生みの親)のファンだそうですが、氏の作品が以外とハッピー・エンドが少ないのも肯けます。


いやー、また能書きをこいて長くなっちゃいました。

やっぱり映画は大好きで、観賞は特別な時間です。

年内になんでもいい、ともかく映画館に行きますよ。
posted by たいき at 11:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2008年12月12日

DVD観賞とか。

何本かDVDで映画を観る。

前に某車のCMでの駐車にダメ出しした、ジョージ・クルーニー主演の「フィクサー」

なんだかんだとジョージ・クルーニーのことが大好きで、というかおじ様俳優が好きなのだが、この人はオーシャンズ・13の宣伝で来日した時に、朝4時台の番組で映画の宣伝をさせられて開口一番、


おはよう!朝の4時に何してるんだい?

とカマしたのが印象的でした。

こんな時間に宣伝してどれだけ効果あんだよ?というジョージの気持ちも分かりますが、生でこれ見た人は余計なお世話だと思ったことでしょう。


さて、「フィクサー」の方は大人の観賞に堪えるなかなかの一品。

マット・デイモンといい、さすが作品選びはプロ。

物語はフィクサー(トラブル処理、いわゆるもみ消し屋)として犯罪の裏で暗躍する男の話なのだが、最後に信用できるのは血の繋がった肉親なのね。(主人公には刑事とロクデナシ、二人の兄弟がいる)


お次は「キングダム 見えざる敵」

日本では少々、渋いキャスティング(「レイ」のジェイミー・フォックス主演)のアクション映画。

「ヒート」のマイケル・マン監督らしく、映画は全編灼熱の男節だ。

一応、紅一点の女性捜査員がタンクトップで頑張るが、暑いサウジアラビアが舞台だけあって、画面の汗臭さは半端じゃない。

石油を巡るアメリカとテロの闘いを描いた作品だが、サウジアラビアが舞台ということで背景は複雑だ。(劇中にも出てくるが、サウジはアメリカとビジネス・パートナーでありながら、一部王族はテロリストを支援している)


あらすじは、サウジアラビア内で働くアメリカ人が爆弾テロで多数殺される。

強引に捜査に乗り込んだFBIに許された時間は僅か5日間…果たして主人公達は犯人グループを追い詰められるのか…?


ラスト・シーンの敵双方が相手に対して言う、まったく同じセリフが無常だ。

まさに憎しみの連鎖。

久しぶりのハードボイルドになかなか痺れた。


後、何本か観たものがあるのでまたアップします。
posted by たいき at 18:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2008年09月16日

「アメリカン・ギャング・スター」(ネタバレ)。

大御所リドリー・スコット監督作品、「アメリカン・ギャング・スター」をDVD観賞。

デンゼル・ワシントン、ラッセル・クロウの豪華共演は、パチーノ、デ・ニーロの「ヒート」の時と同じように上映時間3時間弱と重厚でボリュームたっぷり。

ようはビッグスターの主演作を、二つくっつけたようなもんですか。


話は実話を基に、デンゼル・ワシントン演じるギャングを中心に展開。

宣伝だと、まるでラッセル・クロウの刑事と大激突していくようなイメージだが、直接対決は無く逮捕時に初めて二人は対峙する。

デンゼル演じるギャングは確かに暴力的だが、とても勤勉で進歩的な発想と行動力は、実業家を思わせる。(売り物は麻薬なのだが)

一方、ラッセル演じる刑事は浮気癖で家族に見捨てられたりと、私生活に問題有りで、ワイロも受け取らない融通の利かないところから、仲間の刑事からも疎まれている。(まあ、弁護士志望だったから、ハナッから刑事に染まる気は無かったのかも)


最後は捕まったデンゼルと弁護士になったラッセルが、司法取引でおびただしい人数の汚職刑事を検挙して物語は終わる。

ここら辺も予想外な展開。

ベトナム戦争を背景にしている話なのだが、ここら辺からアメリカは大変になっていったのかも。

ちなみに「ノーカントリー」のモス役だった俳優さん(ジョシュ・ブローリン)が、登場人物内でも最低最悪の汚職刑事を演じている。(ギャングよりも性質が悪い)


思ったより派手な作品ではなかったけど、見応えがありました。


もう一本、「バットマン ビギンズ」の脚本家が関わったハリウッドアニメ、「バットマン ゴッサムシティ」もついでに観ちゃう。

6本のオムニバスだが、もし吹き替え版で観てたら日本のアニメと言われても分からなかったかも。

内容は…最初の話しか憶えてない…。

線が細かったというか、もっとバタ臭い感じのアニメが観たかったな!
posted by たいき at 18:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2008年09月14日

「ノーカントリー」(ネタバレ)。

コーエン兄弟監督の、「ノーカントリー」をDVDで観賞。

今さら語ることもないが、印象に残る映画だった。

冒頭から緊張感が漲り、乾いた静かなトーンで進行していくこの物語は、実は後で知ったがエンドロールまで一切BGMがかからない。

主要人物は出てくるが、主役は不在。

様々な解釈があり、原作を読むとまた違うのだろうが、自分が観て感じたのは、この物語には現代社会と一緒で、絶対性というものがないということだ。


ギャングから現金を横取りしたモスも、こういう犯罪映画ではいかにも感情移入されそうなアメリカン・タフガイだが、冷酷な殺し屋シガーとの対決を迎えず、呆気なく死ぬ。


他者に対してまるで神のように絶対的に振舞い、己のルールに絶対に忠実な暗殺者シガーも、コインの表裏に運命を預け、あれだけ劇中では完全無比に描かれていても、最後は交通事故に遭う。


守られるべきモスの幼妻も然り。(しかし彼女はコインに自分の運命を預けない)


そして秩序を守ろうするが、動機無く行動するシガーに戦慄を憶え、結局誰一人助けることができなかった老警官のトミー・リー・ジョーンズが、まるで信じられるものを失った現在人を代弁するように、途方にくれて成す術も無くぼやく。


あまりに混沌としてしまったアメリカのなれの果てを描いたような、無常なテーマが批評家受けしそうな作品だが、最後のトミー・リーの夢の話で、吹雪の道を先に行った死んだ父親(ファーザー=神様)が、焚き火を焚いて待っていてくれているというくだりに、祈りにも似た希望を感じることができる。


いやー、日本も本当に、拠所無いし、無秩序で動機の無い犯罪が横行してます。

首相もすぐ辞めます。

主食の米も汚されてます。

この物語の原題は、「No Country for Old Men」ですが、高齢化社会の日本にこそ、この題名はあてはまるし、老人でなくても祖国を感じられなくなっています。

コーエン兄弟の作品は昔から好きでほとんど観てますが、テーマ性を少し感じられる年代になってくると、考えてしまいますね。

しかしアントン・シガー役のハビエル・バルデムさん、凄い存在感だったなー。
posted by たいき at 11:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2008年09月13日

カテゴリ。

ブログのカテゴリを少し細かくしてみました。

それでこれまでのブログをざっと読んで思ったのは、

寒い…。


特に平常時に読むと、バカなことばっか言ってるなと率直に思ってしまう。

一瞬、もう辞めちまうかと本気で思った。


そう言えばネタバレ含むですが、「海に願いを」の稽古中に話題作、「崖の上のポニョ」を観に行きました。

(これからネタバレです)



劇中に例の主題歌が流れなかったのは残念でしたがラスト、物語は作品のイメージとは裏腹に、世界がどうにかなってしまう!的なスペクタクルとなっていきます。

そこでなんとこの作品!

主要の登場人物の談合で、危機を回避するんですねー。

これは新しいですよ!

「ノー・カントリー」を観ても思いましたが(この話はまた後ほど)、あえて定番の盛り上がり、対決を外して平和的に話が解決していくのはアンチ・ハリウッド型で21世紀的かもしれません。(ちなみに「ノー・カントリー」は全然平和的ではないです)

なんせ向こうさんはこれからもっと金かけて凄いCG、いや手書きのアニメすら作っていくでしょうから、劇場で観た時はちょっと拍子抜けしましたが、これはこれでアリなのかなぁと。

盛り上がる場所が違うと。

結局、子供目線で作製したと言いながら、様々なメタファーがありそうですが、そう言ったことには興味がないです。

ただ、また「パンダコパンダ」や「となりのトトロ」みたいな、ひたすらハイテンションでストレートな子供向けアニメが観たいもんです。
posted by たいき at 18:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2008年08月05日

能動的。

稽古の方も大分進んで、動きもまとまってきだした。

ボチボチ止め通し稽古くらい、できるんじゃないだろうか。

まとまりは悪くない。


ただ、ここにきてテクニカルの問題が増えてきてるからまだまだ大変だ。

自分のシーンはこれと言った大きな動きはないが、歌や踊りが追加され、真田さんのシーンにいたっては、アクションの要素が出てきた。

これは大変だと思うが、真田さん自身は動けない方じゃないので、いずれ着地点は見つかるんじゃなかろうか。

今週末には子役達とまた合同稽古(現在は合宿稽古に行っているらしい)になるから、そこらへんで先が見えてきそう。


さて、気まぐれで「ワールド・トレード・センター」を観る。

ニコラス・ケイジをはじめ、扱っている題材が題材だけに、俳優達の役づくりには一本筋金が入っている。

ただこの話、あの大事件の遺族や負傷した人たちに捧げられているが、本当の遺族は辛くて観れる代物じゃないだろうな…。

もちろん主人公は助かるのだが、あんな辛い思いをして死んでいった人達の方が多いわけだから、観てて余計に辛くなるのではないかなぁ。

物語の鍵となる神職を辞して救護にあたるベテラン海兵隊員が出てくるのだが、その後のイラク戦争のことを考えると、なんとなく寒々しい。

監督はあの反ブッシュのオリバー・ストーンなのだが、あの時、あの場所に集まった人達は善の意思によって行動したのは疑いようの無いことだけど結局、戦意高揚映画ととられても仕方ないようなつくりに思えてしまう。

いや、上映公開時のことを考えると、これが限界だったというのが正しいかもしれないが・・・。


それと深夜番組で「マーシャル・ロー」がやっていた。

昔観たが、テロが続発するアメリカで遂に軍隊が厳戒令に踏み切り、徹底的にアラブ系の在米人を狩り出すという話はなんとも…。

実はこの作品の発表時から、CIAの迷走はハッキリ言われていたのを考えると、本当に9・11は回避できなかったのかと思えてしまう。

この作品はフィクションでその名前は出てこないが、CIAがビン・ラディンと関係があって、CIAから教えられたスキルを使って後にテロを行う危険性はかなり高かったように今観ると思う。

それにしてもブルース・ウィルスの役は割りに合わないなぁ。

国のために(もちろん自分の間違った信念で)妥協を許さない軍人の割りには、最後ちょっと説得されて折れちゃうなんて…。


今夏の映画は、「バットマン ダークナイト」が観たい。

観たい!
posted by たいき at 00:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2008年06月12日

天国の映画。

本日6月12日で、当HPもリニューアルしてから1周年を迎えました。

と言うか正確には、ブログが今の形式になって1年なんですがいや〜、ついこの間リニューアルしたばっかだと思ったのに、あっという間です。


そして、昨日は映画評論家の水野晴郎さんが死去されました。

淀長さんといい、水野さんといい、慣れ親しんだ顔がブラウン管から退場してゆかれるのは寂しい限りです。

なんせ小さい頃は圧倒的に、映画は映画館よりテレビで観ることの方が多かったですからね。

必然的にお二人の顔と解説にも接する機会が増えると。

それで当時のガキには大人が誉めてるんだからこの映画は、出てる俳優さんは優れているんだろうという話になるわけですよ、子供ですから。

もちろん、本当の名作も多々ありますが、実際はバリバリ銃を連射する、正義の名の許に行われるただの殺戮だったり、地球上、地球外の希少種(未知、巨大生物、異星生物)撲滅キャンペーンだったりするわけですが…。(基本、アメリカ映画の発想に共存とか保護とかないですよね、危害を加えてくるものは皆ぶっ殺す!みたいな)

…と言うわけで、故人に捧げるわけではありませんが、連続の思い出映画特集、ついに親父編です。


「ニュー・シネマ・パラダイス」

名作中の名作なので、特にコメントも無しですが、まず初めにこれは高校の頃に友達に薦められてたのですが未見、あの時観てればまた感触も変わったろうな。
まだ完全版を観ていないので、40歳になった時にでも観てみたいもんです。
ちなみに心に残る映画の条件として、何度も鑑賞できるって要素は必要不可欠ですね。
何度も観ることによって心に、刷り込まれるということもあるわけですから。(そーなると俺の心のベスト映画は「ゴーストバスターズ」になってしまう気が…)


「シックス・センス」

B・ウィリスの前フリにも関わらず、オチは読めませんでした…。
この一点を考えても、映画は映画館で観るべきものですね。
ビデオだと冷静に観てるんで、分かりたくなくてもオチが分かっちゃう場合が結構ありますね。
気持ち良く騙され、感動した作品。
ホラーサスペンスみたいな売り方でしたが、実は良質なホームドラマだったと思います。
ちなみにシャラマン監督作品は一見、トンデモなものばっかですが、中身はしっかりしたテーマがあったりします。
自分の本当の価値に気づく「アンブレイカブル」(まあ、オチは大トンデモでしたが)、信仰心の復活を描いた「サイン」、ちょっと評判もアレな「ヴィレッジ」すらも個人的に再見に耐えます。
新作はgdgdでしたが、この監督さんは密かにファンです。(密かにとなってしまうところがミソ)


「ファイトクラブ」

タイラー・ダーデンさん、カッチョエエェ!
僕って、こういう実は犯人(あるいは元凶)自分だったオチの作品、本当好きだなぁ。
バイオレンスな雰囲気やテーマが最高。
最後、世界の金融システムを崩壊させるその過激な内容は、以外にも左翼系演劇人をも虜にしている…かどうかはよく分からないが、ようはテロリストの話なんだよな。
公開のタイミングによっては、ブラピのオ○ンチンがサブリミナルで映像に仕込まれてるとかいう噂よりも問題になっただろうな。
しかし、さすがデビット・フィンチャー!


「メメント」

10分経つと記憶がなくなる、妻を殺された男の復讐物語。
これも実は自分だったオチ。
ギミック(仕掛け)系映画としては最高峰のインパクトがあった。
まあ、個人的には「エンゼルハート」の時もそうだったが、どうやら俺は「エンゼルハート」の時受けた衝撃を、いつまでも追体験したいらしい。
自分だったオチとしては「マシニスト」もかなり得点は高いが、「メメント」の方が演出がグチャグチャ凝ってて(リバースムービーとか言われてたな)好きだ。
親父編、と言うかだいたいここに書かれてるものは20代の中盤から後半にかけて観たものだが、若い頃は好みがマニアックなのが分かる。


「バットマン・ビギンズ」

アメコミが結構好きなのでピックアップ。
俳優陣が素晴らしい。
一部で批判もあるが、こういうリアル志向で映像化されるヒーローものは大好きで、バットマン以外だったら「スパイダーマン2」が最高!
スパイダーマンは小さい頃から好きだが(日本版のも)、2はいい!!
ならなぜここで取り上げてやらない!
それは3がダメなのと個人的に1がぱっとしないからだ!!
このリアル「バットマン」シリーズは結構期待してます。
新作が待ち遠しい。


「マグノリア」

これまた好みが別れるが、ベスト・ムービーです。
難点はやっぱり長いのとちょっと教条的なんだよな…。
俳優陣がかなり入れ込んでやってるのは観て分かるが、ちょっと演技に酔い過ぎな人もいる…。
これがよくてなぜ「クラッシュ」がダメなのか自分でも不思議。
スタジオ時代のエチュード発表の時にも使わせてもらったが、主題歌もいい!
これを見ると、自分はまだ世界が良い方向に向かって行ってほしいと願う人間だと分かる。


「デッドマン・ウォーキング」

俳優としても大成功のインテリ役者、ティム・ロビンス監督のシリアス作品で、今や天下無敵のシリアス俳優ショーン・ペン主演。
実は学生の頃観たのだけど、忘れていたので親父編にアップ。
死刑囚をテーマにしたこの作品も、やや教条的。
ティム、ショーンとリベラリストの背景が窺える。
その他、皮肉たっぷり「ボブ・ロバーツ」、大戦前夜の混乱したアメリカ演劇界を描いた「クレイドル・ウィル・ロック」も演劇人として良い!


「グッバイ、レーニン」

隠れた名作。
病床でベルリンの壁崩壊を知らない母親に、必死に資本主義になった世の中をひた隠す青年の話。
ことの発端や母親の人生、そして近所の人々の真情など、題名や内容から思想的にとられそうだが、素直に感動できる。
こんな話を翻訳ものでいいから、舞台でやりたいなぁ。
後、同時期に観た「レボリューション6」も良かったが、「es」といいジャーマンムービーが元気な時期だったなぁ。


「マルコヴィッチの穴」

ある日、職場の壁の穴から俳優のジョン・マルコヴィッチの頭の中に入れるようになって、さあ大変! という話なのだが、どうしたらこんな話を考えつくのかと衝撃を受けました。
この作品が、と言うよりこの脚本を書いたチャーリー・カウフマンを是非紹介したい作品。
「アダプテーション」「ヒューマン・ネイチュア」など他の作品もキてる!
早く新作を作ってくれ!!


「トラフィック」

ワタクシご贔屓俳優、ベニシオ・デル・トロがオスカーに輝いた作品で、アメリカの麻薬問題の泥沼を描いた、なんだかジョージ・クルーニーとかマット・デイモンとか、仲良くて羨ましいなのスター監督ソダーバーグの力作。
これまた何度も鑑賞できます。
この監督の作品なら、メジャーな名作では「エリン・ブロコビッチ」や、個人的な趣味なら「カフカ」なんかがここに上がりそうなもんだが、トロが出ているということでコレ。
トロファンとしては「ラスヴェガスをやっつけろ!」も良いが、「トラフィック」のストイックな演技が良いトロ!


「影武者」

実はまだコンプリートしていない黒澤監督作品なんですが、主要作品の中では(前述の「七人の侍」「羅生門」を抜いて、「隠し砦の三悪人」よりも、「野良犬」よりも、「用心棒」「椿三十郎」…うーん…よりも)この「影武者」が好きです。
しかしこれが次回作「乱」の壮大な予習(リハーサル)だったとは!
これからますます親父になっていくにあたって、未見の黒澤作品があるのは人生の楽しみです。
またいつかみたいにどっかでリバイバル上映されないかな。


トラウマ作品


「ダンサー・イン・ザ・ダーク」

観ると生きるのが辛くなるほど暗い。
観てる間はもう、脊髄反射的に泣きながら観た。
ビョークも好きだし、他の作品を観てもこの監督の才能も分かるし、感動はしたのだが…。
この監督さんの持つ強迫観念的な批判精神が、たまに気持ち悪いんだよな…。
レディオヘッドのトム・ヨークとデュエットした、劇中の歌は良い。


思うにトラウマになる作品というのも、インパクトを考えると相当なパワーを持っているわけで…。
でなければ忘れていっちゃうのが普通なわけだから、大したもんですよ。
でもやっぱり小さい頃に観たものの方が印象に残ってますね。
題名は忘れましたが、東西冷戦時のハリウッド映画の核戦争後の話なんかは、ホラーとは違うリアルな怖さがあってよく憶えています。
大人になるっていうのはひょっとしたら、自分に都合の良い物忘れを身につける、ということなのかもしれませんね。


さて、また長々とマスターベーション的に思い出の映画を語っちゃいましたが、話は全然つきそうにないです。
近々また、今度は番外編で書き損じたものをピックアップしたいと思います。
後、アップされてる作品が、親父編と言いながら実のところ30代前後で観たものばっかなので、いつか真の親父編をアップしたいものです。(それまでこのブログをやってるのかという問題もありますが)
それでは最後に故人のセリフでこの度は締めたいと思います。


いやぁ、映画って本当にいいもんですね。


ひょっとして…これが言いたかっただけなんじゃ…、というツッコミが自分自身の心の声からも聞こえてきそうですが、水野晴郎さんのご冥福をお祈りします。
posted by たいき at 13:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2008年06月10日

思い出したような、思い出の映画達へ。

先週の木曜洋画劇場で「ハンテッド」がやっていました。

当たり作がほぼ追跡ものというトミー・リー・ジョーンズと、今をトキメくベニシオ・デル・トロ共演のサスペンス映画で、発狂した特殊部隊の隊員(トロ)の犯す連続殺人を元特殊部隊教官のトミー・リーが追っかけるというものでした。

ナイフ一本で立ち回る狂ったベニシオが図らずも日曜の惨劇を彷彿とさせてしまいますが、作品はともかく(正直あまりおもしろくない…)、今一番僕のフェイバレットなハリウッド俳優が、ベニシオ・デル・トロだったりします。

出演作はデビュー作の「007」(つまらなそう…)以外総てチェック!

そう、僕はハマった俳優の作品を総て(うーん、ほとんど)チェックしないと気がすまなかったりするのです。

これまでアル・パチーノやデ・ニーロ、ゲイリー・オールドマン、ショーン・ペン(監督作も良い)、若い頃はハリソン・フォード(「インディ4」は観たい!)とハマるとしつこいです。


さて、そう言った贔屓の俳優の作品の話なんかは、また別の機会にしてですね、今宵はなんと!

約1年ぶり!

去年の7月9日以来だ!

思い出の映画特集!

青年期編です。

はじまりはじまり〜。


「アラビアのロレンス」

いきなり渋いが、親父と観に行きました。
これはどことどこが何のために戦ってたのかとか、全然憶えてませんが、ロレンスがマッチを素手で消すのと、ムチ打ちのシーンと、砂漠で食べてたゲロマズ(らしい)の缶詰はよく憶えてます。
後年、なんと家族で砂漠に旅行に行ったことがあるんですが(今思うと凄い家族だ!)、やっぱりゲロマズの缶詰(勝手にそう思い込んでるだけ)が出てきて、全然食べれませんでした。
実は小さい頃、結構色々と外国旅行(貧乏旅行なので過酷)に連れて行ってもらってるんですが、それはまた別の機会に触れましょう。


「灰とダイヤモンド」

これまた渋いですが、親父と観ました。
これは白黒なのにとても映像が綺麗でしたね。
ラスト、主人公がゴミ溜めで死ぬのも感銘を受けました。
「勝手にしやがれ」といい、「気狂いピエロ」といい、親に進められる映画は破滅志向の作品が多かったと思います。


「道」

渋いついでに。
学生だった当時、女の子の友達とリバイバルを観に行きまして、二人して号泣した記憶があります。
暗い話ですが、ジェルソミナの明るさでいつまでも心に残る映画に。
うちの親父がザンパノ系の男だったので、感慨もひとしお。
実は少年期の頃に書き忘れたのですが、小さい頃はチャップリンの映画がとても好きでした。
なんでも好きだったけど、サイレント時代の作品が好きで、「キッド」なんか大好き…というかこれも涙無しには観れませんや。


「羅生門」

こういうプロットの話が大好きになったキッカケの作品。
一体誰の言ってることが正しいのか?
学生の頃、かなり本気でこれの舞台化を考えていました。
後で出てくる「ユージュアル・サスペクツ」も俺の中ではこの系統で、強い影響を受けました。
だから当時の芝居のアイディアとか、だいたい真相を色んな角度で見たりとか、時間をずらしたりとかそんなのばっか考えてた。
もし、これから僕が何か作品を創る側になったら、どんな形にせよ、「羅生門」のようなスタイルのものを必ずやると思う。
黒澤作品の中では「七人の侍」の次に好き!
リバイバルで同時上映してた、「蜘蛛の巣城」も良かったなぁ。


「許されざる者」

大好き映画!
心のベスト5に確実に入る一品!!
こんな時代劇が観たい!!!
クリント・イーストウッド作品の中で(と言っても子供の時分から「ダーティーハリー」しか印象が無い…)ピカイチ!!!!


「さらば、わが愛 覇王別姫」

素晴らしいの一言!
文句なしの名作!!
チェン・カイコーさん、凄い!
しかしつい最近まで「紅いコーリャン」の監督と勘違いしてた…。(「紅い…」はチャン・イーモウ監督←この方、コン・リーと付き合ってたようでちょっとショック)
ちなみに最近、蜷川幸雄さんが東山紀之さんと舞台化をしましたね。


「ユージュアル・サスペクツ」

ベニシオが注目された作品。
かなりハマって何回も観た。
こういうどんでん返しの騙しのプロットに若い頃は弱かった…。
この時はケビン・スペイシーよりガブリエル・バーンの方が知っていたので、コロッと騙された。


「セブン」

衝撃作だったなぁ。
「リバー・ランズ・スルー・イット」のあんちゃん、セクシーだなぁと思ったらあっという間にドル箱スター。
ブラッド・ピットは「ファイトクラブ」で男性も魅了するセクシーガイに。
ちなみにこの作品でケビン・スペイシーも一皮、いや「ユージュアル〜」も入れて二皮剥ける。
ジョン・ドゥほど緻密じゃないが、ワケわかんない犯罪はどんどん増殖している…そのうちこの作品に出てくるような観念的犯罪が起こりそうで怖い…。


「パルプ・フィクション」


「レザボア・ドッグス」(この映画の時間軸をずらすスタイルも好物の類)といい、タランティーノ作品にはハマッたなぁ。
今じゃハマり過ぎてたのがちょっと恥ずかしいが、ひたすらクールだったなぁ。
これは別項で書くかも。


「レオン」

ここら辺、実に月並みなチョイス。
ジャン・レノもいいが、ゲイリー・オールドマンがやさぐれセクシー。
実は「シド&ナンシー」「ドラキュラ」「JFK」「トゥルーロマンス」と観ていたが気が付かなかった!
この作品で好きになって、ハリー・ポッターシリーズ以外はほぼ観ている。
「レオン」以外は「蜘蛛女」「ステート・オブ・グレース」が好きで、今はすっかり卒業したが、演技にも影響を受けた。
これは良かったのか悪かったのかなんだな。
これも別項で…。
と言うか、この他この頃ハマってたアル・パチーノ作品やショーン・ペン作品も別で書きます。


「ガタカ」

何もかも美しい!
イーサン・ホークも好きな作品によく出てます。
これは友達の家で朝方に見たんですが、それまでちょっとしたドラマがあって…懐かしい青春の思い出…。


「シンドラーのリスト」

これも名作…って誰でも知ってる作品だよな。
中学時代の友達と久しぶりに会って観に行ったのだが、彼はすっかり厳ついヤンキーに。
家族でアメリカに住むって言ってた。
実はその昔、友情関係を俺が一方的に反故にしてしまった過去があったのだが(僕も荒れてる時があった)、彼は俺に久しぶりに会って、そのことを聞くか、俺のことを殴りたかったんじゃないだろうか。
別の意味でも胸に切ない作品。


「世にも憂鬱なハムレット」

引退する俳優が、キャリアの最後に「ハムレット」を上演しようと奮闘する売れない役者は涙無しには観れない作品。
特に母親に苦労をかけて演劇学校を出たのに、一向に芽が出ないヤツとか登場人物が魅力的。
ケネス。ブラナーはこの頃ノリにノッていて、「フランケンシュタイン」なんかも演劇的なスピード感があっておもしろかった。
んが、この人の関わる作品、なんかちょっと…甘いというか…大人になると飽きる味。
この作品も今観たら、なんと感傷的な、とか思うんだろうか。


トラウマ作品


「みんな、やってるか〜」

世界の北野監督の大迷走映画。
「やってるか〜」と言われても「何を?」と思ってしまうほど観てて寒い
基本的に当時は真面目な学生だったのか、あんまり常軌を逸した作品にはついていけなかったようだ。
タケシ作品にもこの頃ハマってて、別項に書きたいところだが、「ソナチネ」「3−4×10月」なんか最高だったなぁ。


「裸のランチ」


ウィリアム・バロウズの意味不明映画。
これ、確か友達を男女総勢10人くらいで観に行ったんじゃないだろうか?
もう、

大失敗。

彼女とかと行ったら別れるレベル。

イタタタ…。


別枠


塚本晋也監督作品

監督〜!
あんた凄いよ!!
「鉄男」とか、「BULLET BALLET」(中村達也出演)とか〜。

後、石井隆作品も…って長くなり過ぎ!!
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2008年06月05日

雑記。

本日も神宮外苑を走ってたら、ビアガーデンからジンギスカンのいい匂い!

凄い誘惑!

ジンギスカンにハマッてた数年前だったら、確実に翌日、あるいは下手すると走り終わった後に行っちゃってただろうな。

まあ実は、夜走ると家から神宮まで結構な焼肉ロードなので、肉の匂いなんかには慣れてるんだけど…外で豪快にビールを飲みながら肉!

…このシチュエーションにトキメキます。

本格的に暑くなるこれからを考えると、もうあきらめてどっかで一度行っといた方がいいかもな。


そう言えば最近、初めてロデオマシーンを試してみましたが、レベル4で延々乗ってたらお尻が擦れて(ちょっと皮ムケたか)今とても痛いです…特にパソコン作業してる時…。

これはもう懲りた、走ってる方が全然マシ。


PC作業と言えば最近、ノートパソコンが随分安くなった。

そろそろどっかにガタがきそうなうちのPCを考えると、部屋の中でも場所を選ばずに使えるノートにすごく魅力を感じるが…やっぱ故障した時のこと考えると、今の自作デスクトップの方が何かと楽だろうなぁ。

買い替えもパーツ交換で済むし。


テレビで元光GENJIの諸星和己さんをチラッと見ましたが、この人を見るとなぜか「スター・ウォーズ」のルーク・スカイウォーカーことマーク・ハミルを思い出す。

マーク・ハミルさん、声優で成功したのは聞いていましたが、なんと「天空の城ラピュタ」の英語吹き替え版のムスカをアテレコしていたとは驚いた。


ずっと前から観たかった、フランスアニメの「アズールとアスマール」をやっと観る。

目の眩むような美しい画は劇場で観たかったかなぁ…。

ともかく前作の「キリクと魔女」が好きで期待していましたが、見事に応えていたと思います。

良い!


あらすじは双子同然に育てられた、白人のアズールとアラブ人のアスマールの冒険物語。

物語のメインは白人のアズールが、アスマールの国(イスラム圏)に行ってからの話になりますが、最後の宗教も人種も超えようとするメッセージは、実際のところ欧米じゃなかなか現実的には受け入れてもらえないんでしょうね。

でもこの極上の洋菓子の詰め合わせのような作品には、それが例え夢物語だろうと、あれくらいロマンティックな方がよく合います。

どんな作品でどんな結末かはご自分でチェックしてくださいな。

今更ですが良い作品です。
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2008年05月31日

「ツォツィ」。

前日のブログにちょっと書きましたが、南アフリカのスラムを舞台にした映画、「ツォツィ」をレンタルで観ました。

悲しい過去を持つ札付きのワル、ツォツィが車強盗の際に、後部座席にいた赤ん坊を拾ったことから人間性を取り戻していくお話です。

こういう終わった人間が再生されていくような話は大好きですが、現実はもっと過酷で容赦がなく、この映画に描かれていることは一種ロマンなような気もします。

だからこそ映画に描かれる奇跡というものは輝くのですが。

ここら辺は以前観た少女の麻薬の運び屋の話、「そして、一粒のひかり」にも共通する感じですが、やっぱり二つの映画に共通するのは、その背景には圧倒的に説得力があるということです。

「ツォツィ」も悲惨なスラムの話なのですが、人間のパワーを感じます。

なんか、生きてるぜ〜って感じで、自分ももっと必死こかないとイカンなと思わされる次第です。


主役の男の子の演技も凄く良かったなぁ。

主役なのに全然イケメンじゃなくて、もろ犯罪者な厳つい顔だけど、一瞬見せる表情にハッとさせられる。

荒みきった役なので尚更です。

アパルトヘイトのことを知ったのは高校生の頃でしたが、その後も以前、過酷な状況は続いているようでまさに遠い夜明けなのだなと思わされました。(「遠い夜明け」もまた衝撃的な作品で、確か学校で見たか先生か誰かに借りて観た記憶があります)


さて、アフリカ救済のイベントでロックバンドU2のフロントマン、ボノが現在来日しています。

ちょっと前のブログでも書きましたが、バブル期にボノは「世界の中での日本の姿勢に共感できない、日本に来ることはない」と発言していましたが、あれから日本も立派な経済支援大国(と言いながら日本のODAは年々下がっていると言われていますが)となり、ボノも大分日本のことを評価するようになったみたいです。

だから嬉しいってわけでは全然ないんですが、知らなかったのがこの人、国際環境保護団体グリーンピースの支持者で資金提供もしているみたいで、ちょっと複雑な気持ちです。

グリーンピースもエコ・テロリスト(なんか高校生の頃から支持できない、というかこの団体にもアレルギーがある)なんて言われている昨今ですが、何が正しいのかこの情報化社会で却って分からなくなっちゃってる自分が、何よりも(世界や社会情勢よりも)心配だったりします。(一時は戦争も格差も仕方のないことなのかもと考えたりしてましたから)

ボノも今年の北海道洞爺湖サミットを睨んで、更なる頑張りを日本に期待しているようですが、一ファンとしては今年出るニューアルバムの方が気がかりです。


…「ツォツィ」のような映画を観てると、どんな環境でも人間が生きていく様を見ると、近代化が必ずしも良いとは思えなくなります。

誰かが言っていましたが、その国なりの発展のテンポがあると必ずあると思います。

なんにせよ、子供達にはもっとチャンスが増えてほしいものです。

生きるチャンスすら与えられない子もいますから…。
posted by たいき at 11:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2008年05月24日

実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)。

来年の仕事の相談で最近、父親と頻繁に逢っている。

今週で終わると言うので二人で観に行ったのが、若松孝二監督の「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)」だ。

まだ生まれてなかった僕には勉強不足で分からないところもあるんですが、まあ、思ったことを書こうかなと。

あらすじは過激な左翼運動していた学生達がどんどん道を誤っていく話で、登場人物は実名で出てきます。

生き残った当時最年少だったメンバーのインタビューが、ちょうど先週テレビで放送されていました。

かなり過酷な状況があったことは40年近く経った今でも、当事者から感じ取れました。

実際、映画よりも現実に行われたリンチは、もっと壮絶だったという意見もありますし。


そしてまず、正直この手の話には僕はアレルギーがあります。

なんだかまだ世の中のことや、ましてや自分のことすらよく分かってない時期から、周囲で当時の話や政治の話をふられることが多かったのがその原因だと思います。

当時を知る親父(運動家してた…というか)の話も、まあ、若い頃はハッキリ言ってウザかったですよ。


自分がどんな世界に生きているのかも分かっちゃいませんでしたからね。


だからつまらなかったら寝てやろうってな具合ですよ。

しかし予想に反してこの映画、上演時間は3時間半という長尺でしたが、

まったく長く感じませんでした。


おもしろかったです。

特に冒頭のテンポの良さは何故か「仁義なき戦い」を思い出しました。

ただ長尺の割には、何故当時、学生達の左翼運動がこれだけ高まったのか、何も知らない人には分かりづらいかもしれませんが。

ともかくフィクションとして娯楽性も高かったと思います。

しかし「実録」とタイトルにはありましたが、僕はフィクションだなぁと思いながら観ていましたよ。

特に最年少のメンバーが「(リンチに立ち向かう)勇気がなかっただけだ!」と吼えるところなんか。

なーんか歌とかかかっちゃうし。

色んな意味で、最近見た映画の中でも屈指の痛いシーンでした。

後、赤軍メンバーに知り合いが二人いたのにビックリしました。

しかも超久しぶりだし。


まずこの作品を観て思うのは、当時の若者の熱の高さです。

本当に理想に燃えた若者達が国を動かそうとした、戦後日本の青春期だったと思います。

今の日本、僕も含めた若者はネットじゃ大口を叩きますが、(特に政治的な)行動に関しては世界でも有数の腰の重さだと思います。

ただ、これは単純に僕達だけが批判される問題では無いと思っていますが。

ともかく当時は、強烈に若者が己を問われた時代だったなのではないでしょうか?

学校にいったら授業なんかやってないし、先輩やらなんやら、まあ時代というやつに、「お前は今をどう思ってる?」、「お前はどっちなんだ?」、「お前は何者だ?」と問われるわけですから、ノンポリ(政治活動に無関心、あるいは過激化していった学生運動に引いてた人)でいることの方がきっと大変だったでしょう。


僕なんかもし当時に生きてたらどうなんでしょうね…ノンポリでいられる感じでもないし…天邪鬼で空気読めないところあるから、ひょっとして右翼の方にいったりして…。

でも単純に、可愛い子や好きな子がいるってところで党派を決めちゃいそうですよね。

ワケ分かんなくなって暴徒化してるかもしれないし…。

まあ、しかし…そう言った程度のものだと僕は思ってますがね…。

この映画にも理不尽に死んでゆく若者が多数出ますが、紙一重だったと思うんですよ。

僕の親父も死んでたりして、僕なんか生まれてなかったりしてたかもしれないし。

一番過激だったりヤバい奴がとっとと検挙されたりして表舞台からいなくなって、案外、日和ってた奴が後ろめたさもあって続けて自爆してたり、女の子目当てで活動始めた奴が最後までしぶとく運動してたり、内ゲバして殺したり殺されたりしてたり…。


なんだか安保条約は、日本の精神的攻撃力まで奪ったような感が僕にはあるのですが、昨今、核保有の論議がチラホラ聞かれますが、非武装で日本が本当に自立していける道ってのはないもんなんですかね。

常任理事国になんてならなくていいから、もっと独自性を切り開いていて、日本にはアジアでも孤高の存在になってほしいですよ。

本当になれると思ってるとこあるし。


自分が生きている間で、相変わらず大国の間で右往左往(アメリカ、常任理事国入りチラつかせ金出させる→常任理事国の中国、反対する→アメリカ、また金出せと迫る→中国…)する日本を見つづけるの辛いですね。

僕の青春の頃って、外国でえらいこと日本が叩かれてて、自虐的なところがありましたよ。

U2のボノなんか、貧しいアジアやアフリカを食い物にする当時の日本を、「もっとも卑劣で醜い国」と非難して絶対に行かないって公言してたし、今のどっかの国みたいに、日本人であることがすでに国際的に気まずい…みたいな時代がありましたが、世紀も変わったんだし今こそ日本国民としてのナショナリズムについて考えていく時かもしれませんね。

俺の親父は嫌がりそうですが。


しかし悩んでる仕事に関しては、少し答えが見えた気がしました。

あんまり長くしたくなかったけど、長くなりました。
posted by たいき at 03:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2008年05月18日

「AVP2」。

前にTUTAYAで借りたDVDが観れなかったので店員に言ったら、なんと新作にも使えるタダ券をくれました。(もちろん、肝心のDVDも再レンタル)

こういう時は忘れるといけないので、即行でその日に借りたのが今日のブログのお題、

「エイリアンVSプレデター2」!


いやー、小学生のガキの時に見た「プレデター1」は最高でしたね!

「ランボー1」並に衝撃を受けましたよ。

そう、30代の僕のガキの頃の外国映画のキーワードって、ムキムキの筋肉ダルマがバリバリ銃を撃って流血、

そして爆発ですよ!!

正直に言いますと、ゴールデンタイムのアニメ、「北斗の拳」だけでお母さんはドン引きでしたが、なりたかったですね!

コマンドーやランボー、ロード・ウォリアーズのようなキン肉マン!

…まあ、実際の「プレデター1」は超戦闘力の未知の異性人と、地球人シュワちゃんとの駆け引きが見所で、いわゆる火力と勢いで突進するようなハリウッド型パワーアクションムービーとは一線を画すと思うのですが、テレビ版で見てすっごくおもしろかったのを当時憶えていますよ。


そして「エイリアン」もムキムキの黒いオ○ンチンみたいで、思春期の僕のディルドーを直撃!

…って、文がドンドン荒れてきました。


ともかく、その2大スタークリーチャーと人間が三つ巴で殺り合うということで、前作は期待して見てこれがなかなかの力作!

さて、今回はどうかというと!


これは酷い。


まず画面が暗くて何がなんだか分からねー!

プレデターのインフラヴィジョンからでないと、肝心のプレデターを宿主としたエイリアンの新種、プレデリアン(前作最後に登場)と普通のが見分けつかない。

てかアクションシーンは真っ暗で何やってるか本当に分からない。

そしてお話の方はというと、これがザックリ言うとまあ

話が無い。


しかし話題作とは言え、ついこんなダメンな一品を掴んじまい、あげくAVP3とか続編が出たあかつきには観てしまいそうな、

俺が真っ暗だ。
posted by たいき at 01:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2008年05月07日

「アポカリプト」。

ビデオで「アポカリプト」を見る。(これも観たのは随分前で、ちょいネタバレです)

なんでこの作品を見たのか自分でもよくわかんないなぁ…。

全編マヤ語での演技でマヤ文明の衰退を描く。

しかしハリウッドって、スターのカラー、主義主張などが作品にハッキリ出たりしておもしろい。

この作品の監督メル・ギブソンもバリバリのカトリック教徒。

作品のラストに思わぬ形でそれを思い知らされて、これほどハッキリ自分の立場、主張が演出と直結してるのもいっそ清々しい感じです。


書いちゃうと、(おそらく)自然信仰で残虐行為を地域少数民族に繰り返すジェノサイト帝国マヤ文明を邪教、今のイスラムとおくと、最後の侵略してくるスペイン人(キリスト教徒)が昔の西部劇で言う、

騎兵隊に見えてくる。


それだけ観客にマヤ文明は残酷な文明だと思わせるように演出して、

滅びても仕方がない


と思わせ、最後のスペイン人の登場(キリスト教の秩序と圧政者への粛清の予感)で観客はほっとするように作ってるからだ。(実際のスペイン人は単なる侵略者で、十字軍も宗教蹂躙当たり前)

作品はかなり綿密に時代考証をしたと言われているが、設定への賛否も強い…。

とまあ、批判めいたことを書きましたが、メル・ギブソンさんの監督の手腕は確かなもので毎回感服いたします。

当初、森の中の追いかけっこだけで2時間持つのかと宣伝見て思いましたが、まったく杞憂でした。

おもしろかったです。

だって僕プア…じゃない、ピュアですから!!

残虐なマヤの人達も、
さすがプレデターを崇拝していた文明!

と納得しました。
嘘。エイリアンVSプレデターの架空の設定。
posted by たいき at 12:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

「スパイダーウィックの謎」。

もう先々週くらいの話になるが、チケットをいただいたので久しぶりに映画館に映画を観に行った。

映画は「スパイダーウィックの謎」

ま、大人も子供も見れる家族向けのファンタジーですよ。

近年では珍しく、登場するクリーチャーを昔ながらのファンタジーによく出てくる、由緒正しい正統派モンスター(オーガやグリフォンなど)に揃えるなど、ゲームブックやD&Dが好きだった人(俺とか…)にもオススメ…みたいなことネットで書いてあったが、ゴブリンは
あんなカエルみたいなんじゃないやい!

と、また逢川の心の中の大樹少年が叫んでいましたが、ともかくテンポもいいし、話も無理に奇をてらったりしてないで、普通におもしろいですよ。

まあ、映画館で観ている間、時間を忘れたと言っていいでしょうね。

なんか普段、付き合いで観に行く芝居がよほどつまんなくて、ちょっとした作品でもピュアに感動できる自分って、いいなって思うし大事にしてきたいって思いましたよ!


上記の打ち消し線内のコメントは、観に行く芝居のほとんどは楽しんで観ているので、関係者の方は気にしないでください。
ただ…自分も時に上演する側の人間ですが、演劇って高いですよね。
posted by たいき at 11:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2008年04月08日

日々。

ネットの普及ってホント凄いなと思う日々。

一時、プロ野球について、一億総評論家(とても大げさだ)みたいなことを言われてた時代もあったそうですが、今やネットの普及で誰でも気軽にそしてどんなことに対しても簡単にコメントできるようになりました。

そしてそれらの中の的確なコメントや評論は、結構な影響力をもって支持されたり批判されたりするわけですが、今更こんなこと言うのもなんですが情報をただ受動的に受け取るのではなく、積極的に欲しい情報を取得していけるとはなんと凄いことかと思います。

最近、国内でもネットの規制を叫ぶ声が高まっていますが、敢えて諸刃の剣でもそんな声には反対したいところです。(有害なアングラサイトなどには大反対ですが)

ワタクシはこのように社会では微々たる存在ですが一応、顔名前をさらしてブログなんぞやってるわけですが、匿名も全然OKです。

そんな中でも、平気でまた適当な感想文なんかをのっけちゃいますよ!!

それにしてもフランスで聖火リレーが大変なことになってましたねぇ。

どうなることでしょ。

まあ、

前代未聞なオリンピックになる

のは確かでしょうね。


「SICKO(シッコ)」

マイケル・ムーアさんの新作をビデオレンタルで鑑賞。

題名は病気(SICK)ゼロ(O)という意味もこめられてるのでしょうか。

先進国なのにアメリカには皆保険が無いと言う、深刻な話を軽快に描いたスゲー真っ当なドキュメント。

今やこの人、下手な政治家よりも国内で影響力あるかもしれませんね。

ともかく分かり易い。

書くとまた長くなりますが一点、9・11の際に多くの有志の方々が救援活動しておりましたが皆、粉塵(主にアスベストなど)で気管や肺を患ったそうです。

向こうにスティーブ・ブシェミさんという「アルマゲドン」や「ファーゴ」に出演している、変な顔の名脇役さんがおります。

この方は大道芸人などをやって俳優になったそうですがその昔、消防隊員として働いたそうで、9・11の当時、仲間達が大変な目に遭ってるの見過ごせず、果敢に救援活動に参加したそうです。

それで心配なのですが、ブシェミさんの呼吸気管系は果たして大丈夫なのでしょうか?

もちろんお仕事をなさってると思いますし、あまり長く現場にいなかったのかもしれませんが、最近見かけないので心配です。

何よりこの「シッコ」を見ると、9・11の際に頑張っておられた有志の方々はことごとく医療保険の恩恵を受けておりません。

自分で万が一の時のためにお金を払い続けた保険でです。

最近思うのは、様々なことが世界や国内でも起きていますが、もはや思想的なことは意味をなさないで、その一つ一つに対して個人が善悪を判断してかなきゃいけないということです。

本当に今更ですが、これはとても大変なことです。


「バブルへGO!!

タイムマシンはドラム式」



笑った。

すげー、お気楽だ!!

広末涼子ちゃんが洗濯機型タイムマシンでバブル崩壊を食い止める話。

我が町曙橋も出てきて、当時のフジテレビ(と言うか門前の変なオブジェ)なんかが懐かし過ぎるじゃありませんか!!

いやーしかし、僕は15歳くらいの時は世の中ホント、こんなんだったんだー。

なんかなー。

まあ、今でも仕事先なんかで当時の自慢話をする親父なんかに遭遇しちゃうと、

軽く殺意なんか抱いちゃいますけどね。


最後、登場人物が入り乱れて乱闘になるのもいい。

ジャッキー・チェンの映画とか、「キャノンボール」を思い出すぜ。

なぜか最後はアクションになっちゃうみたいな。

ホイチョイの漫画、好きだったなぁ。

TV放送の録画を見たけど、思いの他おもしろかったです。


「パンズ・ラビリンス」


泣いた。(忙しいな)

1944年の内戦終結後のスペインを舞台にした、完全な大人向けダークファンタジー。

この話の結末にエーッと思う人もいるかと思います。

残酷描写もそうですが、それ以前に出てくるクリーチャーが気色悪くて

子供がうっかり間違えて観たら

大変なことになりそうです。



まず、すべての虫のサイズがでか過ぎる。(監督は日本のアニメオタクらしいので、「ナウシカ」の影響があるのかも)

主人公の少女は街っ子のはずだが、異様に自然に対して耐性がありますね。

でかい虫にも怯まず、泥だらけ虫だらけ、夜の森もへっちゃらなその姿は野性味万点ですが、それも彼女がそれだけ孤独だと考えるともの悲しい。

この話が総て彼女の妄想だとしたらあまりに悲しく辛い話です。


願わくば、すべての幼くして理不尽な死を受け入れた子供達が、自分だけの王国で両親と再会できるようにと願うしかありません。
*ネタバレに触れるので伏せ字にします


映画の光と闇の魅力に溢れていて、昔、映画を観る時に感じていた童心のような感覚が甦りました。

昨今の流行ファンタジーとは一線を画す良作です。


また寝るのが遅くなりました…。
posted by たいき at 03:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2008年04月04日

「ダイ・ハード4.0」。

イピカイエーッexclamation×2exclamation×2


いきなり奇声で始まるブログもなんですが、やっと風邪も治ったみたいで良かった〜、花粉症じゃなくて。

てな具合でキチガイおやじ…あわわ、タフガイおやじのブルース・ウィリス(最初ウィルスと書き間違えた)ことマクレーン刑事が大活躍する「ダイ・ハード」シリーズの新作をビデオで鑑賞!

冒頭の奇声はシリーズの決めゼリフで、今回もちゃんと言ってましたよ!

イピカイエッ!


しかしこのシリーズももう、5、下手すると6、7、ファイナルくらいまで造る気なんじゃないでしょーか、一向に終わる気配がしません。

こりゃまたゲーム化するな。(ブルースのおやっさんが主演の映画は、物を破壊し敵を殲滅するという非常にキャッチーなコンセプトから、ゲーム化されやすい)

9・11以降、「もうビルが爆破される映画には出ない」と我等がブルースおやっさんも仰ってましたが、シリーズのバカ度、残酷度、破壊度は衰えるどころか増していく一方で、反省どころか人生開き直って失うものも無いなんだか

そのまま大きくなっちゃった

ジャイアンに見えます。



今回、特に悪役がシリーズ屈指の存在感の無さで余計にそう思えたのかもしれませんが、ひょっとしたらマクレーン刑事の行く末に、アメリカの未来が見えるかもしれません。

定年になってもリングに上がるロッキーやランボー、結局主人公達以外、人類を破滅させたターミネーターシュワ知事といい、アメリカンヒーローには時代というものが揶揄され勝ちですが…まあ、そんなことお構いなく破壊神マクレーン刑事は壮大に悪を打ち倒してゆくのでしょう。


しかし…もうそろそろ敵の規模が、

国家相手レベル


なんですが…。


ヤクルトが調子が良い。

阪神の方がもっといいが、楽天もスゴイなぁ。
posted by たいき at 01:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2008年03月29日

「バンテージ・ポイント」。

X−JAPANが復活ライブをしたそうですが、なんとファンはコンサート開演まで2時間待たされたとか。

かく言うワタクシもXの登場には衝撃を受けたクチですが(ついに日本にもこんな超絶メタルバンドが出た!と思いました)、まだ10代の頃、その頃大人気の洋楽バンド、ガンズ&ローゼスが来日してライブを観に行ったんですが、開演まで1時間前後待たされたかなぁ。

それでもバンドの(というかボーカルのアクセルの)めちゃくちゃな性格は知っていたので、その異常な引っ張りにも思わず、さすがだなぁ…と、してはいけない納得をしてしまったものですが、さすがに


2時間はねーだろ。


まあ、それもファンにとっては予期せぬ一夜の冒険の始まりになるかもしれませんが…お父さんは許しませんよ。


そして久しぶりに映画館に映画を観に行きました!

諸々事情があって、上演時間の短い「バンテージ・ポイント」を観に行きましたが、いやー「ノーカントリー」と悩んだ。

結果的には


大正解


で、息もつかせぬ神懸った脚本、構成、演出には舌を巻きました。


スペインを舞台に、アメリカ大統領暗殺事件(もちろんフィクション)をその場に居合わせた様々な人間の視点で描く、一級娯楽作品だ。

物語は大統領が狙撃され、爆破テロが起こる前後約23分前から始まるのだが、視点は大統領を護衛するシークレット・サービスからアメリカ人観光客、地元の刑事、当事者の大統領、そして犯人、民間人など矢継ぎ早に移動してゆく。

そのシークエンスの一つ一つが、一番盛り上がるところで次にバトンタッチするので中弛みしない。

まあ、最初は主観人物変えの繰り返しをずっとやるのか、これ何人分やるんだ?1時間半で終わるのか?とも思ったが、絶えずハイライトのシーンが繰り返されるその構成は、観ている方のボルテージをガンガン上げていく。


この作品はおそらく2時間ものにしても全然もったものを、余分なものは全て削ぎ落として、ほぼジャスト1時間半に抑えたのが現代的だ。

ファスト・フードならぬファスト・ムービー、早い、うまい、安いの超成功例だと思う。

最後の安い部分はワーナー・マイカルのプレミア・シートを、割引価格大人料金1300円で観たのだが、こんなゆったりした椅子で映画を観たことないぞ。

ただ、リクライニングは前列の席でないと使わないのと、席同士が離れてるのでカップルはイチャつけない、くらいかな。


おまけにテーマもテロとの戦いだけに終わらず、非常に今日的。

個人的に大統領役をウィリアム・ハートという名優がやっているのがミソだ。

最高権力者であるアメリカ大統領が、自分を卑下するようなセリフを言うのが印象的。

対テロ戦争が何たるかもさり気なく描いてるのも唸る。

ここら辺、最近投資や外国のことをちょっと勉強していたので、なるほどと思えたことだ。

あんまり書くとネタバレするのでこれまで。

また長くなった…どうも最近口数が多い…。
posted by たいき at 01:19| Comment(10) | TrackBack(0) | 映画

2008年03月17日

なんなんだ。

中国とチベットの関係がついに最悪なことに。

これまで虐殺などあまり公になってなかってけど、戦争状態に入るんじゃないのか。

これからオリンピックやる国がこんなことしてていいの?!

なーんかヤバ過ぎるよ、北京五輪。


さて、TUTAYAの思惑にまんまとハマッてる今日この頃ですが、また半額レンタルでDVD鑑賞。

ニコラス・ケイジさん主演の伝説のカルト作品のリメイク、 「ウィッカーマン」

オリジナルと設定が変更されてるそうですが、久しぶりに感想がこの一言に集約されました。

ズバリ、


俺の2時間を返せ。


雰囲気は嫌いじゃないですが・・・これにも何十億と金がかかってるだろうに、何故にリメイクしたのでしょう。
posted by たいき at 00:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2008年03月05日

ビデオあれこれ・・・。

実は今、


禁煙している。禁煙


やめようと思って禁煙しているわけじゃない。

先週末、突然タバコの煙が嫌になったのだ。

それから今日まで一切吸ってない。

吸う気が起きない。

信じられないが、一番危惧していた、ラーメンや油っぽい食事を食べた後ですら、これと言って吸いたい気にならない。


過去にも一度、気管支炎で一ヶ月タバコを止めたことがある。

その時は口寂しくて、ずっと何か食べてて太った。

今回もそこら辺、ちょっと心配だ・・・。


今のところ、気持ちがイライラしたりは無いが、パソコン作業で一度、OSを換えてからUSBとあるソフトが連動しなくて、ソフトのヘルプを参照してたらあまりに反応が重くてイライラしてしまい、マウスをデスクに投げつけた。(マウスも調子が悪くなってたので、壊れるなら壊れろという気持ちだった)


何気に一番タバコを吸いたくなるのは、映画の登場人物がタバコを吸ってる時だったりするんだよなぁ・・・。


さて映画の話が出てきたので、チラホラとビデオ鑑賞の感想を。


「ゾディアック」人影

アメリカを揺るがした、未解決の劇場型連続殺人事件を追ったもので、作品のために今回新たに取材した推察から、ラストには真犯人を特定していた。

未解決事件の話に3時間もさすがに付き合いきれないところがあったので、ちょうど良いバランスかなぁ。

しかし韓国映画の「殺人の追憶」でもそうだったが、こういった事件は被害者、そして被害者家族だけではなく、警察や新聞記者など関わった人間の人生までをも狂わせてしまうのは切ないなぁ。

未解決の事件を抱える刑事の心境を考えると、すごいストレスだろうな。

それにしても当時の捜査って、科学捜査も決め手は指紋や筆跡だけだったり、州の警察同士縄張り争いしてたりで、流れ者の通り魔犯罪者が捕まらんわけだ。

自称300人殺しのテッド・バンティ(レクター博士のモデル)とか・・・。


「ブラッド・ダイヤモンド」ダイヤ

これ観たら宝石に興味無くなる。

というかアフリカすごいな・・・今だ現役の暗黒大陸だよってなくらいノッケから虐殺の嵐。

ディカプリオ主演の基本はギャング映画という感じだが、ダイヤを巡る輸出産国の悲劇を背景にしてるためか途中からえらくヒューマンな展開に・・・。

物語の舞台となるシエラレオネの地はとってもタフだ。

結局、政府役人も反政府過激派も、自分達の国を背負おうとはまったく考えてないようで、人の命の値段が限りなく安い。

かなりショッキングなシーンも多い。


んが、やっぱりハリウッド映画として、話も画も完成されてしまってるので、却って流して観れてしまう。

ここら辺、ドキュメンタリー風、と言うか時に自主映画のような画になっちゃってた、「ホテル・ルワンダ」の方がハラハラした。

出てくるハリウッドの名だたる俳優が演じている白人達は、ほぼ全員主役のホテル支配人を助けられないんだもん。

女性としても女優としても油ののってきたジェニファー・コネリーちゃんを観れたので、まあいいかという感じか・・・。

とか思ってたら、どうやら俺の人生で大きな勘違いがずっとあったようで、俺は「ワンス・アポンナ・タイム・イン・アメリカ」を10代の頃観て、ジェニファー・コネリーに一目ぼれしたのだが、最近になって、実は「ワンス〜」のデボラ役はエリザベス・マクガヴァンさんがメインキャストで、ジェニファーちゃんはデボラ役の子役時代のみを演じていたことが発覚!!

ちょ〜恥ずかしいが、それだけソックリのダブルキャストだったと言いたい。

まあ正直、ジェニファーちゃんに関しては‘生尻’が一番印象深かったからなぁ・・・。(酷)


「ハッピー・フィート」雪


何気なく借りたCGアニメ。

流し観だったが、途中から


仰天の展開に。


これにはビックリした。

「カーズ」よりインパクトあった。

多分、忘れないんじゃないかな。

*ネタバレに関わるので伏せ字で書きますが、途中から主役が人間に飼育され、CGアニメに途中から実写の人間が出てくる。
そしてラストは…。



パンチ


トリを飾るに相応しい作品でした。

小学校の時、1、2で感涙した「ロッキー」が・・・


復活!

S・スタローンが監督、脚本、主演と、

まさに正真正銘の

シリーズファイナル!!

5は無かったことに!!



何やらスタさんは、オーストラリアでドーピング薬の持込違反が発覚したが、実は日本でもキャンペーンの入国時、引っかかって書類送検されてたとか・・・。

撮影中は大量のホルモン剤を投与してのぞんだらしく、その副作用たるや命にも関わる甚大なものだと言う。

ともかくそれだけの無茶をやったわけであります。

鬼気迫るものがあります。

最後の試合も、さすが体一貫で突き進んできた男、CGや体吹き替えなんかには頼らない、鍛え上げられた筋肉が惜しげも無く全角度から披露される。(が、やはり齢のことを考えると、それは異様な光景でもある)

ここら辺、他映画で濡れ場のシーンなど、撮影角度を注文する情けないスターの姿は無く、自分をスターダムに押し上げてくれた作品に対して、誠実に体当たりしている。


話ももう、スタローンなんだかロッキーなんだか、ともかく一人の男の人生が、説得力を持って胸に迫りました。

「ロッキー1」は本人曰く“奇跡”だったと言いますが、小学生の頃、この映画は主役の人が自分で脚本を書いて、自分で売り込んだんだよという話を母親に聞かされ、とても感心した憶えがあります。

「ロッキー4」だけ映画館で観ましたが、1、2はテレビで放送されるたびに観ました。

3は「特攻野郎Aチーム」のコングが、ミッキーを殺しちゃうのが納得いかなかった。(実はミスターTは「ロッキー」がデビュ−作らしいので、Aチームはその後)

シリーズは紆余曲折があったが、ファンの心境的にもこの作品は大団円を迎えれたと思います。


イタリアン・スタリオンよ永遠に!!


もう作んなくていいぞ!


さあ、そしてこんな時代だし、スタさんの次の復活代表作


ランボ−が心配だな!!
posted by たいき at 01:43| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画