2010年03月19日

「ブラインドネス」。(書いていたらネタバレになってしまいました)

これまた観たかった映画、「ブラインドネス」をDVD観賞。

監督は「シティ・オブ・ゴッド」でびっくりさせられたフェルナンド・ メイレレスさん。

まだ監督したの3本目なんだな…。

というかブログで取り上げる作品はいつも公開からかなり経ってるから、ここだけ時間の流れがゆっくりというか…それじゃなくても本当に自分はノンビリ屋。

こんなんでいいのかねとも思うが、三十路も過ぎるとさすがに開き直ってくる。


それで「ブラインドネス」。

ジュリアン・ムーアさん主演。

日本人キャストで伊勢谷友介さん、木村佳乃さんが出演。

二人とも好演。

話はある日、突然世界規模で謎の失明が流行る。

目の前が真っ暗になるんじゃなくて、真っ白になる。

‘白い闇’ってのがおもしろい。

そしてヒロイン・ムーアさんのダンナも発症。

隔離されるのだが、ヒロインはとっさに嘘をついて、目が見えるのにダンナと隔離病棟へ。

急増する感染者と原因が不明なことから、感染者は放置プレイ。

管理する側も怖いのと収拾がつかないのとで、患者を撃ち殺しだしちゃったりと隔離病棟、強制収容所化。

汚物も垂れ流しだったりと不衛生極まり地獄のような収容所で、目の見えるヒロインは目が見えなくなる恐怖や、逆に一人だけ全てが明確に見えてしまっていることの苦悩を抱えながらも、献身的にダンナや周りの人間達を励まし、尽くす。

銃を持った奴と、もともと盲人の奴が食糧配給を仕切りだして、ここから結構エグイ展開。

最初は金品と交換だった食料も、交換するものが無くなると要求は更にエスカレート。

収容所の支配者になったゴロツキども、なんとヒロイン含めた女性陣を夜伽の相手に要求。

目の見えない状況の中で、目が見えるというのは銃を持っていることよりもはるかに協力な武器なわけで、色々と苦しんでいたヒロインも、自分達が受けた屈辱と仲間に犠牲者が出たことによって行動に出る。

ここら辺、女性も辛いけど、ダンナ達の目線で映画を見てると居たたまれなくなる鬱展開。

どん底の状況の時は、ひょっとしたら男性より女性の方が強いのかもしれない。

すったもんだあって収容所から脱出成功、というかこの時点で全世界失明。

収容所を管理する側も、職場放棄でもはや機能できなくなっている状態。

社会は完全に秩序を失っていた。

ここら辺。地獄だった収容所の方が、まだ秩序があったのがおもしろい。

目が見えなくなった感染者がゾンビのように這い回り、危険に満ちた外界において、目が見えるヒロインはダンナや仲間にとってスーパーヒーロー、神に等しい存在。

というかこの段で失明しないヒロインはおそらく神、か救世主か何かのメタファー。

実際、教会に立ち寄るシーンで、目隠しされたマリア像やキリスト像が出てきて、後でヒロインの仲間内でも話題に出る。(感染者が像に目隠しはできないだろうから、これも何かの暗喩)

日本人キャスト含め、様々な人種で構成された仲間達が、ヒロインの家(豪邸)でなんとか一息つく。

生き残った者同士、皆かなり固い絆に結ばれたようで、全員心の友に。

突然、唐突に目が見え出す感染者。

これまで本当に自分等は物事や自分達、周りの人達をちゃんと見ていたのだろうか?

失明した経験から皆、偏見を持たない心で感じあえる愛と平和の人達へ。

人種の壁も壊れた感じ。

失明の原因は判明されないが、おそらく神の試練。(黒い暗闇じゃなく、白い光の闇に人は覆われたから?)

人類総ニュータイプ化成功。


…あれ?

こんなに長々とただ単にアラスジを書いちゃった…。

酷いな。

微妙なところもありましたが、おもしろい映画でした!

こういう他の映画にあまり無い発想は好き。

しかし商業映画としては果たしてどーなんでしょ。


ああ…映画館で最新の映画が観たい…。
posted by たいき at 02:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2010年03月18日

「その土曜日、7時58分」。

前から観たかった映画をDVD鑑賞。

原題は「死んだことが、悪魔に知られる前に」。

監督はシドニー・ルメットさん。

観た映画ですぐ出てくるのは、若き頃のアル・パチーノ主演「セルピコ」だが、なんとお歳は85歳!

すごいパワーだ。


内容は自分の親の宝石店を狙った兄弟の犯罪映画。

誰も傷つくことのないはずだった(宝石店の被害は保険でフォロー)犯罪計画は、最悪の結果を招き、さらなる悪循環に兄弟を追い詰める…。

兄弟の兄にフィリップ・シーモア・ホフマン、弟にイーサン・ホーク。

名俳優の共演は、観てる方に破滅の快楽を味わわせる。

はっきり言って辛く重い話だが、カットバックで時間軸をずらす演出と脚本のスリルが半端じゃなくおもしろい。

実は全部観ると本筋には関係ない、しかし意図されたちょっとした小道具など(パトカーやCD、防犯カメラ)が緊張感を緩ませない。

こういう映画はロードショーで観ないとダメだよなぁ。

結局は麻薬や犯罪、肉親への裏切りはロクなことにならないという、キリスト教国アメリカの啓蒙映画っぽいところもあるけど、この堕ちっぷりと背徳感、バッドエンドにはゾクゾクする。

映画、もっと観たい!
posted by たいき at 21:22| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画

2010年03月09日

映画とか雑記。

先週末、久しぶりに映画館で映画を観ようと街に出る。

「アバター」と迷ったが、その日封切りの「ハート・ロッカー」を観に映画館へ。

スゲー立ち見。

あきらめる。

前売り買ったのに…。

今日、オスカーでバカスカ賞取ってたからしばらく混みそう予感。

過去、前売り券を何枚か無駄にしたことがあったが、今回は観るぞ!


何日かに分け、自宅でDVD観賞。

多分、つまんないと思いながら、「シン・シティ」と「300」の付き合いもあるのでフランク・ミュラーの「スピリット」を観る。

なんか変、というか全体的に変態な雰囲気で、なんとなくテイストが漫画の「ジョジョの奇妙な冒険」を思わせる。

モンドとかビザールという言葉が頭をよぎるが、あの劇中に度々出てくるセイレーンの姉ちゃんはなんだったんだろう。

死の象徴?

ま、原作を読んでないからな。

しかし、原作にもその説明は書かれてない場合は結構ある。

それにしてもなんで、不二子ちゃんみたいなヒロインは、わざわざ自分の巨尻をコピー機で撮って現場に証拠を残すんだ…意味が解らない…。

DVD特典で監督のフランク・ミュラーを初めて見る。

コミックのファンだが、結構遊んでそうな親父だ。


好きな親父俳優、エド・ハリスが監督した「アパルーサの決闘」も観る。

趣きのある西部劇で、ちゃんとした映画。

真新しいものはないかもしれないが、出てくる登場人物に奥行きがあって飽きない。

二人の主人公のキャラクターがいい。

エド・ハリス、今回も主演してなんとエンドロールでは歌まで披露しているが(クリント・イーストウッドみたい)、ヴィゴ・モーテンセンがいいなぁ。

初めて観たのはショーン・ペン監督の「インディアン・ランナー」(ラスト鬱だが名作)だと思ってたら、調べると観たことある映画に結構出てて驚く。

こちらもDVD特典を見るが、映画ってホント、出演したシーンが根こそぎカットとかあるよなぁ。

悪役ジェレミー・アイアンズも見せ場の演説シーンが丸々カットされてたが、これってこういうインディペンデント系の作品では逆手にとって、脚本段階の見せ場で主演級の俳優を脇役で釣って固めて、後で編集でやっぱり話の本線じゃないからカットとかやれちゃうよなぁ。

エド・ハリスも監督インタビューで、キャストもスタッフもタダ同然のギャラだって言ってたから、事の発端となる夫婦役なんかシーンが丸ごとカットされて、セリフ一言で説明されちゃってたから辛いよな。

特典の中でも随所でフォローしてた。

この夫婦役は素晴らしい、とかジェレミーに見せ場をカットしたの言ってない納得してくれるかな、とかディレクターズ・カットは尺を45分延ばす、とか苦労が伺える。

リアルを追求したためか、元々シーンが少ないのか、西部劇なのにガンファイトが結構サッパリしてる。

初めて知ったのは、現実ではガンマンは決闘の時、ホルダーから最初から銃を抜いてたこと。

銃の性能が悪かったため、西部劇なんかのイメージよりも、相当至近距離から撃ち合ってたってこと。

弾もよっぽど慣れてるか、軍役なんかで訓練してないと急所に当たらないから、そういう稼業の人達はやっぱり冷静さが重要なんだろうなぁ、と想像できる。

アウトロー稼業と友情をリアルに描いた、渋い一本だった。

しかし、最近の映画観てないなー。
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2010年03月01日

「チェイサー」。

風邪で昨日までダウンしてた。

真央ちゃんにヨナちゃんが勝った、バンクーバーでの韓国の総合メダル獲得数は、なんと上から6番目と、総合メダル獲得数32位の日本とメダルの数でも水をあける事となった。

最近、少し前の自国の経済恐慌の教訓から、世界的な不況からもいち早く回復に向っている調子の良い韓国で大ヒットした映画、「チェイサー」を観る。

内容は韓国で実際にあった、連続猟奇殺人事件を題材にした重く苦いものだが、主演二人の緊張感が高く、最後まで一気に観れた。

実際にあった話をベースにしたからか、展開も一風変わっていて飽きない。


主役は元汚職刑事のデリヘル経営者で、店の女の子が次々と失踪していく中、鍵となるある客に気づく。

独自で追跡を開始するのだが、開始30分ほどで主人公は偶然、犯人を捕まえることに成功してしまう。

しかしここからが辛い展開となる。

犯人は担当の刑事でもない、交番の警察官のハッタリにあっさりと応えて自供、専門家の誘導尋問にもストレートな反応を見せて、誰の目からも本ボシに見えるのだが…。

監督は新人(すごい)で、実際の事件に対しても強く感情を動かされたようで、その矛先は作品内でも主に警察と政治に向けられる。

ともかく警察がお粗末過ぎで、うちの国の方は大丈夫なのかなぁと考えさせられてしまう。

主役二人、特に追われる犯人の子の演技がすごく良くて、韓国パワー恐るべしと思ってしまう。

「ディパーテッド」のようにディカプリオがリメイクをするようだが、ラストをどうするのかちょっと興味がある。

が、多分原作のままでいくんだろうなぁ。

このやるせなさ感は同じく韓国映画、「殺人の追憶」以来。

半端じゃなかったです。

ハァ。
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2009年09月30日

「ウォッチメン」と…。

今年の9月11日の前後も、テレビで9・11関係の映画や特集が結構やってました。

ハーヴェイ・カイテルが主演の「9・11 アメリカ同時多発テロ 最後の真実」。

無名の俳優達を起用して、ドキュメントタッチの演出だった「エアポート ユナイテッド93」。

二つともついしっかり観てしまいましたが、あの事件が起きた時はお芝居の稽古中。

朝方まで芝居の用意をしていて、テレビでリアルタイムで見ていました。

最初、事故だと思っていたのが後にテロだと判り、凄い衝撃を受けました。

アメリカでも特に表現に強い衝撃を与え、その後のハリウッド映画には絶えず事件の影響が見て取れたくらいです。


そんな中に、「バットマン ダークナイト」とそして、9・11にレンタルリリースされた「ウォッチメン」がありました。

映画館で是非観たかった作品なんですが、レンタルになるのもあっという間な感じで、つい最近やっと観ることができました。

さて感想は…。

原作を読まずに観たけどちゃんとついていけたかな?

最後、というか途中からびっくり展開で、二つの話が一つになった印象を受けました。

平和のためにヒーローはどうするべきか?

どんな努力が必要なのか?

自分がやる11月の芝居にも通じるテーマで、これを観た後に脚本を書いたら、ひょっとしたら筋が少し変わってたかもしれません。

結論的なものが「ダークナイト」に近くて、これが昨今の混乱に対するアメコミヒーローの出した答えか、という感じで感銘を受けました。

この後、すぐに自分の芝居のラストシーンが閃いたのは、偶然ではないはず。

11月の芝居はジャパニーズヒーローのスーパー戦隊を扱った作品。

一応、非武装、非戦闘を掲げるこの国で、もしもスーパー戦隊が本当にいたらどうだろうと考えて今回の芝居を書きました。

闘いの終わったの彼らの人生は、どこか「ウォッチマン」に通じるものがあります。

おそらく予算では何億倍、それこそ鯨とオキアミぐらい違うスケールですが、テーマだけは大作に肉薄できるかもしれない、そんな想いをもって稽古しだしてます。

明日からいよいよ本格的な稽古だ!
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2009年09月17日

映画鑑賞あれこれ。

最近観た何本かの映画の感想。


まずはなんとなく観た「ゲット・スマート」。

最近は少しでも芝居にいかそうと、お笑いやコメディを観るようにしてるんだが(根が暗いのかどうしても重い方向にいきがち)、大味のハリウッドのコメディ映画の中では結構笑える良作。

リラックスして観れた。


「Mr&Mrsスミス」。

世界的なセレブ夫婦、ブラピとアンジー共演のスパイアクションもの。

これは芝居の参考で、殺陣の西澤さんに進められたので観る。

主演がスーパースターのお二人なので、夫婦喧嘩とかクライマックスがともかく派手。

これで最後はハッピーエンドになってしまうんだから凄い。

というか、全体的にコメディの「ゲット・スマート」を上回る笑い所、突っ込み所が満載なのが何気に凄かったりする良作。

初めてお会いした打ち合わせの時にこれを出してきたということは、西澤さんの頭の中では今回の芝居のクライマックスの殺陣はどうなってるんだろ。

とても楽しみだ。


「ザ・フォール 落下の王国」。

惜しいぃっ!

…とつい思ってしまった。

超期待していたからだろうか。

文句は無いが、せっかく大金と時間をかけて素晴らしい映像を創ったのだから、もうちょっとだけ話を煮詰めて感動させてほしかった…。

撮影中の落下事故で入院しているスタントマンと、やはり落下事故で病院にいる少女の紡ぎだす御伽噺は、幻想的でとても魅力的。

設定は大好物の類だと思う。

テーマもとても良い。

監督の狙いなのかもしれないが、「ザ・セル」の時と似たような物足りなさを感じてしまった。
posted by たいき at 16:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2009年09月16日

「休暇」。(ネタバレ)

ちょっと前になってしまうが、観たかった邦画の「休暇」を観る。

原作は学生の時から何本も読んでる吉村昭。

監督に門井肇。

小林薫、西島秀俊主演。

「刑務所の中」にも参加した元刑務官の坂本敏夫がアドザイザーで、死刑囚と刑務官の日常をリアルに描いた重い一本だ。


いつ死刑が執行されるかわからない死刑囚の日常は、ちょっとした変化も敏感に察知し、精神のバランスを崩してしまう。

本人は自分の犯した罪を自覚し、その罰に納得していても、死の恐怖は絶対だ。

そしてそれは、死刑を執行する側にも言えるようで、本当に大変な仕事だと同情してしまう。

死刑執行の場面の恐怖は、殺人を裁く法が、殺人を犯して良いのかと考えさせられる。


だが…。

昨日の朝、あるニュースを見た。

広島で小学校の教師が、教え子に常態的に猥褻、乱暴をしていた。

犯行は吐き気がするほど卑劣で、用意周到に行われていた。

教師になる前の学生の頃からの常習犯なので、表に出た数より被害者は多いと思われる。

被害者27人。

懲役30年。

被害者1人に対して懲役1年ちょっとの計算。


数年前に新聞で目を疑う記事を読んだ。

連続暴行犯だが、犯行に覚醒剤を使用していた。

被害者の何人かは妊婦で、ショックで流産してしまったという。

被害者8人に対して懲役確か12年。


…こいつ等にこの映画で感じた、死刑の恐怖を味わわせてやりたいよ。

同じく原作吉村昭の作品に、「仮釈放」という作品がある。

出所した6割の受刑者が、刑務所から出ても同じ犯罪でまた戻ってくるという、受刑者の社会復帰の難しさを描いていたが、テーマはもっと根源的なような気がした。

最近は低くなったとは言われているが、強制猥褻、強姦などの凶悪な性犯罪の再犯率は今だ高い。

この映画の死刑囚はおそらく両親殺しで(残された妹が不憫だ…)、被害者も家族の中だけで留まっているが、前述した犯罪者達は、どれだけの二次的な被害を出してるんだろう?

被害者の小学生達のその後の人生は?

その家族は?

乱暴により子供を失った夫婦は?

それを心待ちにしていた人達は?


前にも書いたが、死刑という極刑がある以上、それは然るべき時に行使されるべきだと思うが、刑の基準については疑問に思うところがある。

…小林薫演じる刑務官は、誰かがやらなければならない仕事をやり、自分の人生を前に進めるために、‘休暇’をとったのだ。
posted by たいき at 14:25| Comment(0) | TrackBack(2) | 映画

2009年09月03日

「Zガンダム劇場版」。

先々月の話でさらに今更だが、「Zガンダム 劇場版」3部作を一気に観る。

テレビだと新画と旧画の違いがそんなには気にならないが、やっぱり全編新作カットで観たかったなぁ。


ここで思い出話。

Zガンダムが放映してた時は確か、小学校の終わりの頃。

ガンダムの続編ということで期待はしていたのだが…すぐに飽きる。

まず主人公のカミーユにまったく感情移入できず、話もややこしくてついていけない(当時はファーストもあまりついていってなかったが、連邦ティターンズと戦うシチュエーションがよく分からなかった)、代表モビルスーツが混同する(黒いガンダムには衝撃があったが、どっちかというと引いた)、アムロは復活するが、ファーストの面子の大半が戦わない(特にカイだが、ミライさんにもセイラさんにも、フラウですらも再び戦ってほしかった小学生の俺w)、など理不尽な理由もあるが、本当はやっとレギュラーになれた少年野球と、ファミコンで忙しかったからだったりする。


それで本編の方ですが、GACKTさんの歌から始まるOPから結構気持ちを掴まれて、ナイステンポの一部はぐいぐい物語に引きずり込まれます。

カミーユもTV放映時のギスギスさがマイルドになり、良い感じ。

正直、アムロとシャアの邂逅のシーンでは早く次が観たくなった。

そして二部。

声優交代で同期の桜も出演していて、ボルテージも上がる。(ちょっとハヤトの声が代わったのは気になったが)

あれ?

フォウが? ロ、ロザミアが?

えらく淡白な恋人達の出逢いと別れ。

さすがにZガンダムは学生の時にビデオで見直してたので、あまりのハショリ具合にちょっと、というか2ヶ月経つとどんなだったか憶えてない。

しかしまあ、このテンポは悪くない…かも…。

そして三部。

あ。 カミーユ。 最後TV版と違うんだ。 へー。

さすがに違和感が…。

後、なんだか何が起きてるんだかよく分からなくて、小学校の頃初めてZガンダムを観た時の混乱が追体験できてなかなか良かった。


まあ、寝ないで一晩で一気に三本観たんですが、これはこれでおもしろかったです。

ただ、学生の時観たTV版のカミーユ精神崩壊は、ナーバスな物語に反発を憶えながらもなんとなく、納得できるものでした。

なんせ凄惨で入り組んだ話の中、人死がたくさん出るのでああなっても仕方ないかなと。

ファーストのアムロも、主要のホワイトベースクルーが死んでたら、挫けてア・バオ・ア・クー脱出を諦めてたかもしれないし…。


劇場版、一つだけ。

小学生の頃、ファーストで幼馴染のフラウとくっ付かなかったアムロに淋しさを感じた。(フラウがハヤトと結婚する話を友達から聞いて、嘘だと思った)

それだけ第一話で、フラウの家族が死ぬシーンが強烈だった。

それがあってアムロはガンダムに乗り、闘った。

Zのカミーユはモテ男で、ファがちょっと、いやかなり可愛そうだった。

劇場版ファ、良かったな。

ラストシーンを観た朝方、カミーユに抱きつくファの尻を見て(なぜあのアングル?)、そう思いました。

まあ、TV版も、ZZのカミーユを考えると感慨深いものもあるが…。
posted by たいき at 01:26| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画

2009年09月01日

「その男ヴァン・ダム」とか。(ややネタバレ)

レンタルで映画をちょこちょこ観ました。


まず、「チェ 39歳別れの手紙」をやっと観る。

あんなにうまくいっていたキューバでの革命が、ボリビアではことごとく裏目に出る。

それを実に淡々と客観的に撮っていく、監督のソダーバーグさん。

ベニシオ演じるチェも愚痴一つ言わず、黙々と困難な目標に立ち向かっていき、そして倒れていく。

英雄を扱う作品なのに、ダイナミックな演出や主人公の情熱を吐露するような場面も無い。

まるで、‘ゲリラで革命を行う’という‘仕事’をしている男の日常を撮ったような作品。

だからだろうか、余計にチェ・ゲバラの固い信念が浮き彫りになって胸に残りました。

ずっと客観的だったカメラが最後、チェの主観になる演出が印象的だったなぁ。


お次は「トロピック・サンダー 史上最低の作戦」。

ベン・スティラーさんが、向こうでいかに大物の俳優か分かる作品だ。

なんせメインからカメオ出演(見つけられなかったが、トム・ハンクスも出てるらしい)に至るまですげー豪華なキャスト陣に、どこかの国が買えるような超莫大な予算。

それでいて中身はエロ・グロお馬鹿映画なんだから、堪らない。

あくまでハリウッドスターや業界の風刺…というか自虐がテーマだが、俳優が持つ業なんかもテーマに描かれていて、おもしろい。

スターであろうと俳優は、いや、逆にスターだからこそアイデンティティが揺らぐんだろうな。


最後は「その男ヴァン・ダム」。

これに関しては、限りなく情報の無い状態で観た。(メタ・フィクションっぽいというのだけは知ってた)

それもあって、とてもおもしろかったです。

原題は「JCVD」、ジャン=クロード・ヴァン・ダム。

俺はジャン=クロード・ヴァン・ダムの映画を、果たして何本観たことがあるだろう?

ベルギー出身というのも知らなかったし、英語もロクに話せないのに渡米し、小さい頃からやってた空手だけを頼りに、タフなショー・ビジネスの世界で90年代、スターになった男。

映画では虚実が判断できないほどのヴァン・ダムの自虐ネタが炸裂し、実に哀愁があります。

が、この映画を観れば、ヴァン・ダムが愛しく思えてくる。

そんな映画。


話は48歳のヴァン・ダムの近況から始まる。

体力的にも衰え、仕事もめっきり減り、撮る映画は劇場を経由せずのVシネマ、ジョン・ウーに踏み台にされ、スティーブン・セガールには役をとられ、娘の親権もとられ、さらに娘にパパのせいで友達にバカにされると嫌われ(酷いよ…)、裁判費用で金も無い。

そんなヴァン・ダムが、故郷のベルギーである事件に巻き込まれる。

暴力映画で飯を食ってきた男が、暴力事件に巻き込まれるのも皮肉だが、そこは地元ベルギー、まだまだヴァン・ダムは大スターで、話もおもしろく展開していく。

この映画は1時間半と、非常にコンパクトで飽きずに観れますが、正直もっと観てたかったなぁと思いました。


途中、ちょっと変わった手法で楽屋裏的にヴァン・ダムが、自分自身への真情を吐露する場面がありますが、とても印象的です。

なんせ本人が出てても一応、フィクションの話なのに、ドキュメントのような演出になるからです。

母国語のフランス語で演技するヴァン・ダムさん、とても良いです。

いや、あれは演技ではないのかもしれません。

結婚を繰り返し、コカイン中毒になり、警察にお世話になり、今やキャリアの黄昏にいる元スターの男。

ミッキー・ロークの「レスラー」もそうですが、概ね芸能界のこの手の話は、自業自得な面が多々あります。

「トロピック・サンダー…」でもちょっと書きましたが、とかく人は成功しても自身の存在意義に悩むものです。

ショー・ビジネス自体が虚業のような体質を持ってるからでしょうが、最後に助けてくれるのはやっぱりファンや家族、人なんだなーと思いました。

なんせこの映画の監督は、ヴァン・ダムのファンだったそうですから…。

だからヴァン・ダムを悲惨に描いても、そこには愛と敬意が感じられて、心が暖まるのでした。
posted by たいき at 04:01| Comment(0) | TrackBack(2) | 映画

2009年08月17日

「レスラー」。

外で仕事をしていたら、両腕に発疹のようなものが出て痒い。

外に行く時もキンカンを持ち歩いて塗ってたら、良くなってきた。


さて。久しぶりに…と言ってもつい最近、11月の芝居の参考のために劇場版の仮面ライダーと、スーパー戦隊のシンケンジャーを観たばっかなのだが(おもしろかった!)、映画を観る。


ミッキー・ローク主演、待望の「レスラー」だ。

先日、芝居を観に行った後に先輩達と飲んだ時、この映画の話題が出て話に入れなかったのがとても悔しかったのだ!

だってずっと観たかったから。

そして内容は…。


素晴らしい。


…こういった作品はこれまでにもあったと思う。

しかしミッキー・ロークの圧倒的な存在感が、俺の中でこの作品を他の映画と一線を画すものにした。

先輩役者の荒川さんが、エンドロールの後に席を立てなかった気持ちもよく分かったし、座礁しかけていた芝居の企画を強行したのも肯ける。


それに輪をかけて、この作品の主人公が輝いていた80年代だ。

ミッキー・ローク演じるレスラーは、80年代に栄光を我が物にしていた。

そんな主人公が言う。

90年代は最悪だ。

ニルヴァナが出てきてロックも変わってしまったと。

確かに90年代から9・11まで、神経症の時代なんて言った人もいたが、日本も鬱っぽい現代とは違い、バブルで80年代は輝いていた。

もうその黄金期は2度と来ないと言われるほどに…。

皮肉にも過去、ミッキーは浮かれた80年代は悪夢だったと自伝本で言っていたが、80年代後半、僕は思春期の中学生

ミッキー・ロークの主演している、どことなくB級っぽい映画にハマり、友達とガンズ・アンド・ローゼスを聞き狂っていた時代…。

そう!

この映画、一番良いシーンであの名曲がかかるのだ!

そして男として、俺はミッキー・ロークの大ファンだったのだ!

もうこれは泣いた。


人が夢を追いかけるということは、どこかで誰かに迷惑をかけてしまうものなのだ。

昔ある言葉を聞いた。

遠くの人を感動させるには、近くの人に憎まれることもある…。

それでも男は現実の荒野から、大空に向かって飛ぼうとする!


今年は3本しか劇場で映画を観てないが、強く、胸に刻まれた映画でした!!


※追記:前の晩にK−1で西山洋介とアーツの試合を観た。

…なんだか宝塚の女優が、舞台そのままの演技でTVドラマに出ているような痛さを感じた。

洋介山は、ボクシングからの転向を本気で考えているのだろうか…?

まるで歌も踊りもロクに稽古しないでミュージカルに出てしまった、ストレートプレイの俳優のようだ。

しかもパンチが当たらず、自虐的なパフォーマンスを繰り返すのも舞台上で観客に逆切れしてるようで切ない…。


「レスラー」の公開中に、僕にとってはタイガーマスク、三沢光晴さんがリングで事故死した。

もし、主人公ランディが、スター選手のうちに団体を立ち上げたらと考えたりした。

でもランディはレスラーバカ。

ファイターは肉体労働者。

役者以上につぶしがきかない。

やれるうちにやれることを、と思った。
posted by たいき at 18:41| Comment(0) | TrackBack(4) | 映画

2009年08月16日

お盆。

久しぶりにお爺様に線香をあげる。

今年は親戚が二人亡くなったから、そっちも初盆だ。

夜、「硫黄島からの手紙」をテレビでやってて、一度観たにも関わらず観てしまった。

泣く。

いつか「父親達の星条旗」の方が好みだとこのブログで書いたが、思い違いであった。

そしてテレビの戦争特番を見ても潤む。

最近、涙脆い。
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2009年07月28日

DVDで映画鑑賞3。

ちょびちょびDVDで観た映画の感想です。


まずは邦画の「キサラギ」。

前から観たかったのを、やっと観た。

傑作。

というか限りなく舞台っぽい。

こんな芝居、したい。

文句無しでおもしろかった!

一応、あらすじは、自殺したアイドル如月ミキのファンサイトで知り合った男達が、一周忌で集う。

そこで浮き彫りになる真相とは…といった感じ。


お次は「イースタン・プロミス」。

「ヒストリー・オブ・バイオレンス」で組んだ、監督クローネンバーグとヴィゴ・モーテンセンのタッグの2作目。

感動。

この作品が好きな人とは良い酒が飲めそうだ。

ヴィゴ・モーテンセンが漢過ぎる。

実はネタバレしてしまうが、これはクローネンバーグ版「ステート・オブ・グレース」(ショーン・ペン、ゲイリー・オールドマン、エド・ハリス出演)だ。

あらすじはロシアンマフィアの運転手が主役なのだが、重い。

マフィアに売春させられていた少女の日記から浮かび上がる、ギャング・サスペンス。


最後は俳優ベン・アフレック監督の「ゴーオン・ベイビー・ゴーオン」。

こちらも重く、観賞後の余韻も複雑だ。

あらすじは幼い少女が誘拐されるところから始まるサスペンスだ。

少女を巡り、若き探偵(ベン・アフレックの弟)と刑事達の奮闘を描いている。

少女の母親がダメなシングルマザーで切ない。

が、これは今や日本でもある話だと思う。

必死になって子供を守ろうとする男達が熱い。

11月の芝居に通ずるテーマを感じて、感動した。


以上。

やっぱり映画は素晴らしい!
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2009年07月15日

DVDで映画鑑賞2。

またまたダラダラとDVDで映画鑑賞。

チョイスもまったく脈絡がない。

緩い感じで感想。

何気にこうして文に書いとくと、その映画がどんなものだったか、当時がどんなだったか思い出せていい。

20代の頃、バカみたいにB級から色んな映画を観たが、おもしろい作品があったにも関わらず、なんとほとんどどんなだったか憶えてない。

演劇の方も同じで酷い話だが、どこかで肥しになっているといいなぁ。


さて、一本目はD・M・Cこと「デトロイト・メタル・シティ」。

久しぶりの邦画。

普通におもしろいコメディーで笑う。

おそらくマンガ好きの自分には、原作の方が性に合いそうだが(何話か読んだ)、マンガ原作の映画化では大成功してて気持ちいい。

最後のジーン・シモンズとの対決は、プロレスみたいだったなぁー。

というかメタルの様式的なところって、プロレスっぽいな。

今更か。

WWEも観なくなっちゃったなー。


お次は「1408」。

題の数字を全部足すと13になるという、ホラー・スリラー。

実は心霊現象、というか神さえ信じていない、冴えないオカルト作家が取材で訪れた、曰く付きのホテルの部屋、1408号室。

そこでは客や従業員の謎の変死、自殺、発狂などが多発していた。

スティーブン・キングが原作で、ジョン・キューザックが娘を亡くしたオカルト作家、サミュエル・L・ジャクソンが怪しいホテルの支配人役と、これもなかなかおもしろそう。

事実、中盤までは怖くて惹き込まれる。

心理的にジワジワとくるのでドキドキする。

んが、中盤の急展開からテンションが変わる。

邦画の「女優霊」といい、出てくると…開放されて、あまり怖くなくなってしまう。

まあ、実際ずっと心理的に圧迫される映画だと、辛いというのもあるが…。

作り手は結局そういうことも考えて、料理のようにサジ加減をしてるんだと思います。

ホントに気分が悪くなったり、怖過ぎて観れなかったり、心臓を止めれるほどのショックを与える映像のタイミングなど、プロにはできると思うから、サジ加減が難しいんじゃないでしょうか。


「僕らのミライへ逆回転」

今時、VHSで商売してる下町のビデオ屋の話。

なんとオーナーの居ない間に事故で、ビデオの画像が全部消えてしまったからさあ大変。

レンタル屋の黒人店員と、その友達の貧乏パラノイア(ジャック・ブラック)が、必死になって自分達でメジャー作品をリメイクしたものが町で大当りする夢のようなお話。

最後の方になると町の人々がどんどん映画製作にキャストやスタッフで参加するので、これは町の人も観てておもしろいだろうーなと、そのアイディアに感心。

んだからもっと、低予算リメイク映画の内容が観たかったーん。

白人のジャック・ブラックが主演だが、実はブラック・ムービーっぽいと思いました。

とりあえず以上。

まだ観てるものがあるので、また書くと。
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2009年07月10日

DVDで映画鑑賞。

またボチボチ映画を見だす。

DVDだけども。


まずは「ランボー」。

やっぱり観てしまった。

残酷描写がエグイ。

今のミャンマーってこんな酷い状態なのか?っと思ったが、Wikiったら現実はもっと酷いらしい。

この映画に出た本物のミャンマー人は、出演にあたって本人の逮捕、家族の拘束など軍事政権側から脅されたらしい。

それでも出演したのだから、国の酷い現状を知って欲しかったんだなぁ。

実は、スタローン太ったなーとか、中身あんま無いなーとか言えない映画でした。


次は「ハンコック」。

嫌われ者の不死身のヒーローが、広告マンと組んで真のヒーローになってく話だったのだが…評判の割りには…でした。

てかシャーリーズ・セロンがのっけからもう、タダ者じゃない。

冒頭、赤いワンピース(一応、普段着)を着て初登場するが、あまりにセクシー過ぎる人妻で笑った。

後はネタバレになるので…。

しかしウィル・スミスって、チャーミングだなぁ。


最後は「アイアンマン」。

ロバート・ダウニーJrがいい感じ。

アイアンスーツ(?)がかっこ良すぎる。

こんなの舞台で出したい。


以上。

年末の舞台を意識して、ヒーローものを中心に取り上げてみました。

まだ観てるものもあるので、そちらも近々アップ。
posted by たいき at 23:32| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画

2009年06月11日

「ジーザス・キャンプ」(ネタバレ)。

「グラン・トリノ」の項でキリスト教に触れましたが、最近チラッと見たドキュメント映画で衝撃を受けた、「ジーザス・キャンプ」について書きたいと思います。

たまたまTVの9チャンネルでやってた、町山智浩さんと松嶋尚美さんがやってる映画紹介で一部を見たのですが、そのインパクトは強烈でした。

どうやら向こうのキリスト教宗派、福音派が主催する夏の合宿みたいなもののドキュメントなんですが、これがハンパじゃなくキモイです。


まず福音派とは特定の宗派ではなく、各宗派プロテスタントにまたがって存在する原理主義的キリスト教徒のこと、とトラックバック先に教えられてしまいました。

ちょっと見ただけで色々書いちゃってすいません。

しかしトラックバック先のサイトを見るとさらに凄いな…。

ともかく共和党ブッシュ前大統領の最大支持者達で、(信者が一億人前後と国民総数の約三分の一いるらしい)中絶絶対反対を掲げてるのは有名なところ。(暴行や虐待が原因の妊娠中絶もダメ)

そしてこの合宿なんですが、もう大人達がマジになって胎児の人形を持って中絶を糾弾したり、軍服を着せて死も恐れない神の軍隊となれとかアジテーションするので、子供達の目付きも熱を帯びたものにどんどん変わっていき、この世は間違っていて正さなきゃダメだと泣き叫びだします。

ここら辺、アラーの名の許にテロリストを育成してる、イスラム原理主義者と発想が変わらないのが怖いです。

この時点でおいおいと思ってくるわけですが、映画のクライマックスでもある合宿の総括的ミーティングに、目玉ゲストとしてブッシュ前大統領が出演することが分かります。

もーね、子供達も大熱狂ですよ。

例の如く泣き叫び、会場の興奮も最高潮です。

そこで司会者の煽りとともに出てきたのがなんと、

ブッシュの全身書割。


これは酷い。


ブッシュ、お前自分の最大の支持者だったんだぞ、顔貸してやれよと傍から見ててもあんまりな話なんですがいやー、子供達はリアクションに困っただろうなー。

内心、えぇ!?と思ったでしょうね。

テレビの前の僕も仰け反りました。

我々は強い信仰心で前大統領とも繋がっているのだから、たとえ書割であろうとそんなことは大きな問題じゃないんだ、ということでしょうか。

カメラ取材も入っているのに主催側スタッフの苦しい胸の内も窺えますが、取材も入っているこの集会にドタキャンしたブッシュ側の気持ちも窺えます。


「グラン・トリノ」みたいなリべラルなハリウッド映画を観ているとなかなか分からないものですが、ミドルアメリカに住む大多数の国民が、こういった洗脳を受けてるのですからもー、アメリカってブラックジョークみたいなことが平気で起きて、雑でワンダーだなぁと思います。

というか中国もそうですが、国がデカイと本当に統制をとるのが大変なんだろうなぁとつくづく思います。

あの子供達がこれからどうなっていくのか心配なところですが、時代と共に自分をチェンジできるよう願います。
posted by たいき at 11:26| Comment(0) | TrackBack(8) | 映画

2009年06月03日

「グラン・トリノ」(ネタバレ)。

♪〜俺の〜72年型グラン・トリノ〜最高さぁ〜♪

♪〜走れば〜風が舞う〜YEAAH〜♪


先月の話ですが、クリント・イーストウッド監督主演最新作を、久しぶりに劇場に観に行きました!

上記の歌はエンドロールに被せて流れる主題歌です。

クリント叔父貴は作曲もこなしますが、歌ものはお初でした。

ひょっとして本人が歌ってた?かもですが、和んだなぁ。


さて、昨今のハリウッド映画は経済や戦争の失敗で、粛々と反省気味な内容のものから、楽観的にともかく明るく楽しくな作風のものが増えていますが、この作品は悲劇ながらも力強いメッセージが含まれた良作でした。

これまでどっちかと言うと‘罪’を意識した重く暗い話の多かった叔父貴でしたが、今回のクリント叔父貴の姿勢には強く共感できます。


妻に先立たれた戦争経験者でフォードの元工員のクリント叔父貴の愛車は、古き良きアメリカの象徴、72年型グラン・トリノ。

それを札付きのワルの親戚に盗みを強要された、隣家のモン族の青年の交流を描くのですが、クリント叔父貴はクロだイエローだと差別発言は当り前、自宅の敷地に入ってくる有色人種には容赦無くライフルを向ける好戦的なアメリカ人ですが、やがてモン族の青年と打ち解け、父親的存在になっていきます。

そして自分の暴走が原因(一番の原因はワルの親戚なのだが)で隣人は悲劇に見舞われ、クリント叔父貴はあるケジメをつけます。

これが、これまで幾多のならず者を演じてきた叔父貴がやるのだから説得力が違います。


この作品はキリスト教も重要なテーマなのですが、キリスト教は広まっていく過程で多くの地域の神を邪教と見なし、排除していきました。(劇中でもある宗派を批判していましたが、それも主人公の心理の変化を表現するキーワードかと)

それは中東の戦争にも大きく影響しています。

ただ、「そなたの隣の者を愛せ」と言ったのもキリストです。

最後の叔父貴の姿は、磔にされたキリストを彷彿とさせます。

そしてクライマックス、妻の遺言通りに教会で懺悔する際も、戦争で多くの敵を殺したことには懺悔しません。

そのことで悔いているにも関わらずです。

これもクリント叔父貴が、罪は消えないという自覚があるからでしょうか。


俺が正義だ!男の怒りが爆発!系のハリウッド映画で育った昔の僕なら、叔父貴…物分りのいい好々爺になっちまった…ぶっ殺しちまえ!と寂しさひとしおでしょうが、最近思うのはホントに力の衝突では問題は解決されないどころか、新たな問題を生んでしまうということです。

久しぶりに劇場で涙が出ましたが、爽やかな気持ちになれました。

ありがとう!

叔父貴!!


しかし「ミスティック・リバー」といい、叔父貴の映画に出てくる被害者は本当に酷い目に遭うなぁ。(監督作の「タイトロープ」?だったかでは、強姦殺人される役に5歳の自分の娘を配役してたが…気合が違う…)
posted by たいき at 12:07| Comment(0) | TrackBack(4) | 映画

2009年02月06日

「アラビアのロレンス 完全版 ニュー・プリントバージョン」。

大作「アラビアのロレンス」を父親と観に行く。

この作品を観るのは確か3回目。

1回目は小学生かなんかで多分、テレビ。

この頃、文芸作品なんかを親に連れられて映画館なんかにたまに観に行ったから映画館だったかもだが、全部は見てなかったと思う。

基本的に映画館と映画が好きだったので、大概の作品は全部黙って観てたが(大人しい子だった)、あんまり我慢できない時はロビーなんかで一人で時間を潰してた。(今なら考えられない話)

で、「アラビアのロレンス」もなんか外国の大人達が砂漠で大変そうだなと。

そして2回目。

これまた父親と映画館で高校かなんかの頃。

印象は小学校の頃と変わらず、(前にブログでも書きましたが)道中主人公達が食べる缶詰が不味そうだなぁ、というか小学校の頃、この場面観てそー思ったなーという感じ。

長いなと。

ちなみにこの前に家族で外国の軽い砂漠のキャンプ旅行をした時に…って何が軽いのか分からないですが、うちの親は結構無茶な貧乏旅行に子供を連れてってたんですな。(しかも行くと大概夏休みの始業式に帰って来れない)

こういった話はいつか書こうと思いますが、この時食事に出た缶詰かなんかがまさにロレンスの食べてた缶詰とダブったんですわ。

この食べ物マズイなと。(というかほとんどの食べ物が食べれなくて、ビスケットばっか食べてた)


…そして3回目の今回の観賞。

まず第一印象が、


すごいや!

皆、本物の映像だ!



ってことで、CG無しの普通のオールロケ撮影に単純に感動してしまいました。(日光だけはフィルムが焼けちゃうのでフェイク)

それとずっと缶詰だと思ってたロレンスの食べてたものが、登場するベドウィン族の料理だったと判明。

味音痴のイギリス人ロレンスの反応は置いといて、そんなに不味いものじゃなかったのかもしれません。


ともかく!!

凄い映画でした!!

4時間近くの上映時間がまったく長く感じなかったです。

観賞した高島屋の映画館は椅子が少々固めでしたが是非!

映画館で観賞するのをお勧めする名作!!

こんな作品は生涯で何本も観れないでしょう。

凄いです。


もう、アラブの特濃の野郎ばっかりでてくる(女性キャストは顔を隠した部族の女子と通行人と死体だけ)この話に改めてノックアウトされました。

こりゃあ、ある程度歳とらないとおもしろさが分からんよ、小学、高校の俺。


いやー、それにしても今回はちゃんと興味があっての観賞でしたが、教養とか思って油断してたまに観る古典、名作にそんな半端な気持ちを打ち砕かれること然り。

黒澤映画を始め、「天井桟敷の人々」、「ニュー・シネマ・パラダイス」…これまで幾度そんなことがあったか。

歳をとるにつれて、これからは昔の映画に興味を持つ傾向になるんじゃないでしょうか。

今回のロレンスは完全版でしたが、「ニュー・シネマ・パラダイス」の完全版も、いつか観よう!
posted by たいき at 15:15| Comment(0) | TrackBack(2) | 映画

2009年02月02日

「チェ 28歳の革命」。

今年初の映画観賞。

もちろん、映画館で!(ここ大事)

いやー、しかしほっとくとあっという間に時間が経ちます最終更新から早10日。

書くことあるのにパソコンの前に座ると、他のサイトをダラダラ見ててこれまたあっという間に時間が。


さて、ベニシオ・デル・トロ主演、スティーブン・ソダーバーグ監督(この人の作品、ほとんど観てんじゃないだろうか)の「チェ 28歳の革命」

例の如く監督自らカメラを持って、ハンディの手ぶれがドキュメンタリーチックな、しかも革命前、革命後はカラーとモノトーンに分けるという前に見たことあるよなソダーバーグ節。

ベニシオも28歳設定の割りには(減量しても)原田芳雄さんか古谷一行さんのような貫禄で存在感は特濃なんですが、気負いの無い演技が入っていきやすいです。

でも濃い。

ゲバラ本人は写真で見ると、笑い顔に愛嬌があって人懐っこい感じですが、ベニシオはやっぱりベニシオで男臭ぇ!

そしてしょうがないことなんですが、軍服着て皆無精ヒゲだと誰が誰だかという黒人映画や戦争映画にありがちなことが…。

背の高いベニシオ(190cm以上ある)はその中でも埋もれませんが、ちょっとうらやましいなぁ。

実は当時の時代背景をあまり知らずに見たんですが、以外とテンポが早いのと例の手ぶれ画面で話を追うのに結構疲れました。


おもしろかった、のですが、この後に父親と「アラビアのロレンス 完全版」を観たのがいけなかった。

同じく歴史の英雄を扱った長編ですが、すべてにおいて「アラビアのロレンス」が凄かったです!


…まあ、「チェ」は、まだ続編「39歳 別れの手紙」があるのでそちらも観てみます。
posted by たいき at 18:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2009年01月15日

ミッキー。

米俳優のミッキー・ロークが、新作「レスラー」(ヴェネチア映画祭最高賞の金獅子賞獲得)で、ゴールデン・グローブ主演男優賞を獲ったということで、完全にカムバック!

80年代後半、友達と幼ながらにハマッた俳優さんの一人で、カッコ良かったな〜。

しかし今や顔も体型も昔の面影無しで、魑魅魍魎化してる感じがあるけど、最高の個性派俳優として返り咲いたのを見るとこっちも元気になってくる。

きっと落ち目の時の孤独な中で、アウトローな性格にも磨きがかかったんだろう、最近の発言や立ち振る舞いを見ると(ヴェネチア映画祭では審査員のヴィム・ベンダースに嘆かれてた)もう怖いものなんか無い感じだ。

顔の整形も落ち目の時に、プロボクサーになってから顔がボロボロになってしまったのがそもそも原因だったのを最近知ったが、詐欺師に騙されたり離婚したりと波乱万丈だなぁ。

押し寄せる孤独の中、酒や薬で再起不能にならず、友人に助けられてキャリアを続け、自分の自意識を貫いてまた良い役者として戻ってきたのは尊敬します。

ファンとしてはスクリーンの中でも、私生活でもまだまだ暴れてほしいところです。


さて、好きな米男優さんの中でもいぶし銀になりだしてるベニシオ・デル・トロの新作「チェ」が封切られたが、なんと前後編二本立て!

最近太ってきたが25キロ減量して挑んだらしい。

観たいが総上映時間4時間かぁ。

しかしベニシオ、歳とって古谷一行さんに似てきたなぁ…。


後、ラーメン好きとしては西田俊之さんが出るハリウッド映画の「ラーメンガール」もちょっと観たい。
posted by たいき at 11:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2008年12月31日

大晦日。(映画に関しては若干ネタバレ)

なんだかんだ、前回更新から十日も経ってしまった今は大晦日。

今年もあんまり映画館に行かなかったのが心残りだったなぁ。

年末に「ワールド・オブ・ライズ」(俺リドリー・スコットファン)を観に行ったけど、映画だから仕方ないんだけど、展開が早くてまるで主人公のレオ様が何にも考えないで行動(しかも巻き添えで人死に出まくり)してるように見えてちょっと笑える。

しかも後で絶対悔やむ。

これは戦争しては反省するアメリカへの皮肉なのか…作戦を実行する前にちょっと考えればあんなジレンマに陥らなくてもいいんじゃないのか…。

CIAのポカ体質は他の映画でも結構描かれているが、ラッセル・クロウの役がそんなに非道いヤツに見えなかったのは俺も汚れたオヤジだからか。

しかしアメリカ人って、どんな重要任務でも必ず現地の女を口説くよなぁ。

最近じゃアクションでは「キングダム」くらいじゃないのかな、女っ気無かったの。(まあ、捜査期間が五日間だったからな)

まあ、劇中のレオ様は清純な現地美人を落とすには、手が血で汚れすぎてたけども。


「インディー・ジョーンズ」の新しいヤツもDVDで観る。

ハリソン・フォード、元気だなぁ。

でも話の筋というかクリスタル・スカル絡みがちょっと?。

なんで玉座の間であんなに何体もいて最後合体?したんだろ。

ケイト・ブランシェットが見た究極のビジョンもスクリーンで見たかったなぁ。

ハリソン・フォードは、お年を召してからの方が少年っぽい感じがする。

少し陰りのある感じの若い時、好きだったな。


さて、「バットマン ダークナイト」をやっとDVDで観る。

やられた。

これだわ。

凄い。

ハービー・デントのトゥー・フェイスがああいう設定になるのもいいし、ゲーリー・オールドマンがおいし過ぎる。(←大好きな家族ネタもやれてちょっと演技、気持ちよくなってんじゃないの〜笑)


そしてジョーカー役(今回のジョーカーは半端じゃない)のヒース・レジャー。

これには残念を通り越して軽く怒りをおぼえる。

なぜドラッグのオーバードーズなんかで死んじゃうかなぁ。(28歳の若さで!)

(バットマンシリーズも含めて)もう観れないのかと思うと残念でならない。

勝手に伝説になるなよ…。

これは本当にコミックスの映画っかてくらい死と暴力に満ち溢れた作品だが、善と悪(LawとChaos)を描ききっていたと思う。

しかし…3作目は落ちそうだなぁ…。


今年は事務所も変わったし、来年から心機一転!

頑張ろう!!
posted by たいき at 21:19| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画