2017年06月08日

舞台「余炎」終わって。

おかげさまで、さんらんとの合同公演「余炎」・「赦せない行為」も盛況のうちに、無事に終了することができました。
これもひとえに、企画してくださったさんらんさん、「余炎」の上演許可をくださった劇団十七戦地の柳井祥緒さん、関わってくれたキャスト達、先輩の待望の再会を果たした百々麻子さん、同級生で既に演劇の世界からは身を引いているに等しかったのに「楽屋」にも参加してくれた、清田直子ちゃん、トゥルースシェル・プロデュースではニューカマーだけど、そのエネルギッシュな存在感で年下にもかかわらず座組をけん引してくれた、宮ア優里ちゃん、スタッフの皆さん、そしてご来場いただいたお客様のおかげです。
誠にありがとうございました!

三年前に一目惚れしたあの人…「余炎」は、やはり強く、美しい、素敵な大人の女性…じゃない戯曲でした。
自分の台本以外の作品を本格的に演出するのは、これで二度目。
口では色々言っていたけど、正直不安でした。
戯曲に惚れ込んだ手前、失敗は許されない。
まさに惚れたら負け。
一目惚れしても交際することなんかないだろうと思っていたから、稽古場に通う時は楽しみな反面、今日はどうしようと必死だった。(注:こんなデート気分で稽古はしておりません)
特に本格的に芝居を立ち上げる段で身内に不幸があり、稽古場でしっかりと舵取りをできなかった時は、寝ないでさんらん主宰の尾崎君の貸してくれた、伊坂なみ女のモデルとなった杉田久女の本を読み、座組内で生まれた疑問や提案、問題にぶつかっていった。
さんらん組の尾崎君達に言わせると、会う度に僕はやつれていったらしい。
尾崎君、本当に色々ありがとう!

しかし、舞台演出とはキャスティングの段階で概ねの作業は終わったも同然と言われております。
今回は時間が無かったにも関わらず、トゥルースシェル・プロデュース的にはかなり理想の配役ができた。
蓋を開けたら、これもトゥルースシェル的には大絶賛。(自画自賛)
なにせ女優お三方も戯曲を気に入った様子、とても主体的に作業してくれたので、稽古の進みが早かった。
これまでの公演の演出だと、演出席から舞台に立ち上がり、役者に自分のイメージを伝えるため役の演技をやって見せることが少なくなかったが、今回はそれがほとんど無し。
演出席から言葉だけで演技のオーダーを出すと、それが次にはちゃんと見ることができる。
おお、本当の演出家になった気分だ!
もちろん、参加してくださった女優さん達のキャリアの賜物なのですが、これまで自分が役者として様々な座組に参加し、共演者との共同作業や、自分のプロデュースで後輩に対するアドバイスなんかから培ってきたものが実を結んだようで、これも今回の収穫の一つです。

プロデュース公演、特に今回のような短期決戦だと苦しめられるのが、キャストのスケジュールNG。
お稽古の日程表を作っても大概その通りにはいかない、トゥルースシェル・プロデュースのような野良プロデュースにはよくある問題も、今回は組んだ稽古時間をフルキャストで消化する事ができました。
これもこれまでではなかなかできなかった、成功の一つの要因。
運が味方した。
そう、運も味方しないと、プロデュース公演の仕上がりはよくならない。
まさに博打。
本番の翌日に都内で雷雨が降ったけど、これも本番に直撃していたら、あの庭先をも舞台として使用するギャラリーしあんでは、どうなっていたかわからない。
まあ、でも大雨の降ったしあん公演もちょっと観てみたかったけども。(用意したBGMには雨仕様のデッキもあって、実は何度か雨バージョンで通し稽古もした)

今回、特に稽古場で印象に残った場面は冒頭だ。
音楽の流れる中、百々さん扮するなみ女が杖をついて舞台上に登場する。
百々さんとは18年前に初めて共演し、その時はお互いの敵役を演じ、10年前に共演した時は恋人役で共演した。
舞台役者としても先輩であり、劇団でも多くの闘いを潜り抜け、生き残った百々さんが、傷つき、目の前で杖をつき、同居人のヨネの目を盗んで、まるで思い出のアルバムを見るように俳句雑誌ことほぎに目を落としている。
これだけで自分の中では劇的だった。

自分の中で「余炎」とは、青春の終わりの物語でもありました。
思い出はかくの如く。
余炎とは夏の終わりの頃をさし、消え残りの炎のこと。
でも…未だ芝居への想い消えず、生活との折り合いつかず、心の内に余炎を抱え迷走する自分には、狂気の中、非業の死を遂げたとも言われている杉田久女とは違い、なみ女にはヨネとの生活(闇タバコ?)を営みながら、細々とでも創作を続けてほしいなと願います。
それは、今の僕自身の願いでもあるからです。

2013年12月09日

トゥルースシェル・プロデュース:公演延期のお知らせ。

トゥルースシェル・プロデュース公演「箱舟の行末」でご報告です。

来年2月に予定しておりました今公演でしたが、諸事情により7月に延期となりました。

関係者の方々には、多大なご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。

主宰としましては、準備に時間をかけ、より良い舞台とすべく奮起する所存でございます。

今後とも、何卒よろしくお願い致します。

2012年08月11日

JAPANアクターズTVで「無貌の漂流」の告知してきました!

JAPANアクターズTVに出演して、第4回トゥルースシェル・プロデュース公演「無貌の漂流」の告知をさせていただきました!

http://www.ustream.tv/recorded/24619736

(開始38分頃からスタートです)


打ち合わせ無しの20分。

たっぷり喋ってきました。

ちなみにお相手はこの度の演出でもある盟友高橋カズ君。

彼のご紹介で出演させていただきました!

高橋君、JAPANアクターズTVの皆様、誠にありがとうございました!

う〜ん、緊張した…。