2012年08月29日

もりちえ!(「無貌の漂流」)

いよいよ、第4回トゥルースシェル・プロデュース公演「無貌の漂流」戦争前夜。

明日、ついに初日の幕が開く。

しかし今日はどうしちゃったんだろ?

色々あり過ぎ。

しかもダメ押しが書いていた記事が、突然真っ白になる。

こんなことあるのかよ。

初めてだぞ。

ちょっとクレームだしたい気分だな。

なんでよりによって今夜なんだ…!

写真UPの時に不安定で心配だから、登校途中の文章をコピーしていたのにそれも消える。

こんなことは許されない…。

ともかく、春から準備してきた芝居の幕が開く。

本当は老け込んでいくはずの状況なのに、活力が若返っていくこの感覚はなんなんだ?

去年には(去年は震災があったのもあるが)無い感覚だぞ。

それは若い頃の仲間や、同年代が座組に多いということもあるかもしれないが、奴の存在が大きい。

そう、もりちえだ!

トゥルースシェル・プロデュース公演「無貌の漂流」キャスト紹介、最後を飾るのはこの人、もりちえ!!

IMG_0367.JPG

馴れ初めは中学生の頃。

本人も酒の席で言っていたが、幼馴染に近い。

バンドばかりやっていた俺に芝居の魅力を教えたのは、マニアックな先輩と、もりちえの存在が大きい。

なんせ時代は演劇、特に小劇場ブーム。

誰もが本当に頑張れば、一夜のスターになれた時代。

演劇界もアングラ演劇の時代からバブルを迎え、キャラメルボックスとか第三舞台、夢の遊民社など、ポップでキャッチーでお洒落で、若者好みに弾けてる芝居が全盛ですよ。(まあ、高校の時の夢の遊民社の解散はターニングポイントだったと思いますが)

そんな中でこいつは、もりちえは、別役実をやったり、岸田理生をやったり、ドイツの前衛演劇の娼婦の役をやったり、アングラ芝居でAV嬢の役をやったり、すぐに壊れる中古のヴェスパを乗ってたり、サックスを吹いたり、その他もう、ちょっと10代では考えられん、悪徳の限りを尽くしてるわけですよ。

いや、これは言い過ぎでもない言い過ぎですが、自分が演劇を始めた原風景の中に、彼女は確実にいます。


もりちえが社会人になってから入った劇団は、新宿梁山泊というネオアングラ劇団で、前にもブログに書いたけど、観劇して感激して大きな衝撃を受けました。

今だ酔っぱらうとその話をしてしまうほど、インパクトがあった…。

多摩パルテノンの池のほとりに立てられたテント。

開場が始まると、(確か)「太陽がいっぱい」のメインテーマがかかり、池の向こうからたいまつを灯したイカダが向かってきて、それがテント内に突入、芝居の開幕となり、パンクロックのような疾走感で物語は走っていき、最後はテント内で噴水が発射。

昨今ではちょっと考えられない無理無茶無謀(後年、もっと無理無茶無謀なお芝居の話を聞いてのけ反るが、それが演劇では当たり前くらいに思ってた)もいいところの舞台に、思春期の大樹君はノックアウト!

演劇のライブってスゲーな、と思って他のお芝居もチラホラ見るようになったが、あれ?な芝居が多くて、結局新宿梁山泊の主宰さんがいたと言われている蜷川スタジオに自分は落ち着きました。(4年で辞めたから全然落ち着いてないが)

もりちえは新宿梁山泊から現劇団桟敷童子に移籍するのですが、そこがまた凄いところで、屋台崩しをやった時のスズナリ公演には震えました。

まあ、尻が痛すぎて下半身と腰周りが本当にビリビリしたっていうオチもあるのですが、なんだろうなぁ…まあ、知らぬ間にファンになってたのかもなぁと。

だから春に飲んで一緒にやろうって言った時は深く考えてなかったけど、今回絡みがほとんどなくて良かったのかもしれないのかもしれません。

ともかく語ることが多過ぎる。

しかし、前回公演までは僕もポップで若者受けとかちょっと考えていましたが(芝居の題材がヒーロー、ゲーム、コミックときてますからね)、今回はもう、演出の高橋カズともりちえと菊地君がやるって言ってくれたから、またやってるやる!…って気持ちになったので、ハンパなポップはちょっとやめて、高橋カズのアートワーク(芸術性)と、トゥルースシェルのエンターティメント(娯楽)を融合して、そこにもりちえとか色々混ぜてみようよ!ということでやってみてここ数週間。

…。

ひょっとして今回の芝居、


アングラ?!


おそるべし、特殊危険物女優もりちえ!

そして恐るべし横浜ボートシアター出身高橋和久!

二人とも、いや、俺もアングラだ。

なんて…。

はっきり言って今回は凄いです。

最後、スペースオペラ風になったりしますし、ともかく色んな要素が闇鍋のようにぶち込まれています。

一年に一回ならこれくらい頑張らなきゃ!

頑張り過ぎて、しばらく皆の顔を見たくない、とかなったりして!!


もりちえさんとの思い出はたくさんあるのですが、一番印象的だったのは、三島由紀夫の「邯鄲」を、高校生の頃、中庭で強引にテントで公演したことです。

二人とも新宿梁山泊のテントアングラ芝居に痺れて、マネしたわけですな。

運動会なんかで使うテントを4基ほど並べて、周りをブルーシートと段ボールでふさいで、テント公演をやった。

秋口で夕方公演(学生なので)は結構冷えたのと(そして昼のマチネ公演は暑い)、動員を考えたらテントは一つ減らすべきだったのかなと。

そして俺はもうちょっと落ち着けと。

後、他にも倉庫公演とか、俺は出てないけど、理科の実験室公演とか、当時メジャーだった体育館、多目的ホール公演を避け、一生懸命変人になろうとした、俺やもりちえが可愛いです。

そして今回はどうでしょう。

二人とも、変人を気取るには齢を重ねた。

しかし、やっぱりある瞬間、戻る。

それはたまに見る、昔の夢に似てるヘンテコで懐かしくて、でも変わらない風景。

やっぱり明日からもそこに、もりちえは立っているらしい。
posted by たいき at 05:19| Comment(0) | TrackBack(0) | キャスト紹介
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