2011年05月08日

芝居中の用語解説7!

さて、いよいよ「LOST!? 〜冒険者たちへ〜」の用語解説も最後を迎えたようです。


ロールプレイング(TRPG):

趣味がこれだと女子のドン引き率が跳ね上がるらしいが、稽古場では普通にネタとして話してました。

トゥルースシェルの一回公演は戦隊ものだったし「LOST!?」の題材はネットゲーム、もう僕のイメージ、手遅れなところまできてるかもな…。

まあ、軌道修正は来年から!

さて、TRPGとはテーブルトーク・ロールプレイング・ゲームの略で、日本人が大好きなRPGゲームの原点です。

コンピューターの発達してない時代に、サイコロやコマを使ってやるボードゲームみたいなもの。

コンピューターが管理するルールなどを、ゲームマスターと呼ばれるゲームを監督する人が管理して複数人で遊ぶもので、ともかく子供の頃は楽しくてサルのような状態になってた。

なんせ、当時流行ったドラクエを友達とチームを作って遊べるんだから、盛り上がらないはずがない。

今のネットゲームの遊び方の元祖みたいなもんで、まだその頃はオタクって言葉もなかった。

本来は作ったキャラクターを演じることに醍醐味があるそうのだが(聖騎士だったら倒したモンスターの持ち物など漁らない、盗賊だったら人の物だろうと盗む、僧侶だったら自分が崇める神を布教するなど)、ガキだからそんなものおかまいなし。

善のパーティーなのに略奪と殺戮をくり返し、自分達の私利私欲のために行動するのでシナリオ通りに話が進まない、自分が死にかけると本当に涙目になってパニくり、そしてお宝の分配では殴り合い寸前の喧嘩となる、などなど…。

いや、これはちょっと大げさに脚色しましたが印象的だったエピソードで、邪悪でもなんでもないモンスターの巣に殴り込みをかけて、一族根絶やしの殺戮を行い家宝や生活品などを略奪し、あろうことかその宝の分配でマジ喧嘩になり、当時ゲームマスターをやってた友達の兄貴にマジ切れされたことは良い思い出。

しかし、ドラクエで他人の家の引き出しを漁ることや、お店の商品を盗むことになんの抵抗も罪悪感も無い、イノセントな僕らには衝撃的なことでした。(あの頃の日曜の朝少年野球、昼友達とTRPG、夜ファミコンのコンボは最強でした)

コンピューターゲームではひたすらモンスター倒せば経験ポイントが入るが、そのTRPGではいかにキャラクターを演じるかでもポイントが入ったので、今思えば演じるということを初めて意識した遊びだったのかもしれない。

「LOST!? 〜冒険者たち〜」でも少し話題に出てきますが、本編ではやたら自由、自由と言っててテーマでもあったわけですが人間、まず自由になるには大抵の場合、まず親から自立します。

そこでアイリスこと香奈ちゃんのように親と対立する場合も出てくるんですが、例え自立しても社会に出るとどーしても演技してかなきゃやっていけないわけで、演技してる以上、なかなか人間って自由になれんなー、ガキの頃にやったTRPGのように、傍若無人になれんなーなんて思いまして、ラストはせめてゲームキャラだけでもどこかに向かって自由に、思いっきり走ってほしいなと思って稽古してました。

話がとても長くなりましたが、ともかくこの一年、やっぱり長かったようで、こうして総括みたいなことをしないと、次にいけない自分がいたりします。

一年かけて…もっとやれた、もっと、こう、直せた、良くできた、などと最近は思うばかり。

「LOST!?〜」の本番が終わって一か月。

もう次に気持ちをシフトしなければ。

とにもかくにもあの、消失どころか、世の中が喪失してしまったあの時に、お付き合いいただいたキャスト、スタッフ、そしてお客様には、感謝の言葉しかありません。


本当にありがとうございました!!



ゲームブック(おまけ):

読み手の選択で展開が変わっていくゲーム風の小説。

(例)廃墟の中に入ると、君の目の前に赤いドアがある。

入る。→72ページへ

入らない。→54ページへ

72ページ

ドアを開けると突然、バックドラフトが起き、死亡。END

54ページ

せっかくだからやっぱり入ることしたぜ!→72ページへ

…こんな感じでアドベンチャーゲームのように展開する。

国内のは比較的優しい感じで、洋物は本当にどっちの分岐点を行っても死亡みたいな、ハードモードな仕様も結構あった。

絵柄や設定が個性的で変わってる、洋物のゲームブックが好きだったが、だいたいいつの間にかページを間違えて進んで、つじつまの合わない展開になってラストまでちゃんと遊べないことがよくあった。

国内のは「ドルアーガの塔」なんかが好きで頑張ったが、これもだいたい積んで(立ちいかなくなる)フェードアウトだった…。

魔法について(おまけ):

本場のRPGゲーム事情には当初、宗教上の問題なんかもあったみたいで、魔法は神や悪魔の域の技なので制限が強かったり、プレイヤーの立ち振る舞いに関係するアライメント(性格)も、場合によっては問題に抵触したりしたらしいです。

あんまりそういう背景は日本では関係ないようで、D&D(老舗RPGゲーム)に書かれてた注釈なんかは国内版ではカットされてたりしたそうです。

まあ、キリスト教自体が、かなりの地域の神様を邪教にして潰していった経歴がありますから…。

ちなみに北欧神話の神もキリスト教に迫害された神様達で、森に棲む魔女とか、荒地に潜む悪魔というのは、かつては地元の人達の住む地域の中心に祭られていた神様達の、十字軍に追われたなれの果ての姿、なんて見方もあるようです。

割と最近の話ですが実際、北欧で発祥したブラックメタル・バンドの中には自分達のルーツ、信仰はキリスト教ではなく、異端とされた悪魔(北欧神話の神様含む)だと主張して、十字架を破壊して教会を燃やしたり、殺人事件を起こしたりして、どんどん過激なサタニズムに傾倒していった例なんかもあります。


横井軍平さん(おまけ):

冒頭の方で、佐々木とジェットのセリフの掛け合いの中で出てきた名前で、ゲームウォッチ、ファミコンの産みの親です!

バーチャル・ボーイとか、観てる人(出てる人も)の大半が知らないとかまあ…他にも色々ありますが、リスペクトの意味でお名前を舞台で出させていただきました!!

ほとんど自分と廣瀬君の趣味の域のようなところもありましたが…この長かった用語解説の締めにはピッタリの方だと思います。

天国で、今の状況をどんな風に感じてらっしゃるのでしょうか…。


さて、これでホントに用語解説も終わり、いよいよ9月の舞台「DAYDREAMER(仮)」の台本執筆にホントにホントにホントに、かからなければなりません。

しかし9月…電気とか、どうなるんだろう…。
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