「ザ・ロード」は恐ろしいリアリズムだが、「ザ・ウォーカー」は完全なファンタジー。
この映画にハリウッドの一流の俳優がキャスティングされるんだから、凄い。
絶望的な世界大戦の後の荒廃した世界で、ひたすら西に向かってある本を運ぶ男と、その本を人心掌握に利用しようとする男の対決と世界の再生の物語。
日本人から見たらちょっとワンダーだが、世界が荒廃してしまった原因が、主人公の運んでいる本に纏わるかもしれないのは納得。
主人公がipodを大事にしてたり、人肉食いで(おそらくBSE)手が震えてる人間とか、「ザ・ロード」には無かったおもしろい描写も結構ある。
「ザ・ロード」の時に書いたが、こっちの方が「北斗の拳」に近い世界観だ。