2010年09月09日

「正義の行方」。

前に観た映画で、非常に心に残ったので感想を書いておく。

中国映画ではなく、ハリソン・フォード主演のハリウッド映画、「正義の行方」。

ハリソン・フォードと言えば、自分の中ではハン・ソロであり、インディ・ジョーンズであり、ジョン・ブックであり、そしてデッカードでもある憧れの俳優さんだ。

年老いて円熟味を増した昨今だが、今回は素晴らしい映画を見せてくれた。

正直、素晴らしいというのが適当か解らないくらい、作品は重く、胸をえぐられるような話で泣かされた。

移民局のベテラン捜査官マックス(ハリソン・フォード)を中心に展開する群像劇は、幾つものストーリーラインを2時間に集約させた見事なもので、アメリカに夢と希望を持ってやって来る移民の人たちの惨状をこれでもかというほどに見せつける。

恐らくもっと酷い現実はいくらでもあろうが、これはもう、日本でも起きてることなんではないだろうか?

子どものために不法就労するメキシコ人女性、学校で9・11のテロリスト達の心情を代弁しただけでFBIに自宅を踏み込まれ、そして家族と離れ離れにされてしまうバングラディッシュ出身の少女。

グリーンカードを取得するため、自分を偽り続けるオーストラリア出身の女優、そしてその恋人のヘブライ語を話せないユダヤ青年。

アメリカ人に帰化しても、家族の体裁を気にし、心までアメリカ人になりきれないイラン人家族、黄色人種であることの劣等感で、悪い連中ととつるみ、のっぴきならない修羅場に巻き込まれてしまう韓国人の少年。

まったくテンションの緩まない2時間だった。

いつか、いつか日本を舞台にこんな話の芝居をやってみたい。

久しぶりに心を揺さぶられる映画でした。
posted by たいき at 21:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画
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