2010年05月06日

「25時」。(ややネタバレ)

観たかった映画や本を今、漁っている。

本、漫画はまだ読んでる途中だが、映画の感想を。

演技派俳優豪華共演の、「25時」。

エドワード・ノートン主演で、親友の二人に最近、出演作を見漁ってるフィリップ・シーモア・ホフマン、今だ「プライベート・ライアン」の凄腕スナイパー役の印象が強い、バリー・ペッパー。

監督はお久しぶりのスパイク・リー。

9・11直後の作品だからなのか、ちょっと感傷的なニューヨーカーの話だった。

ニューヨーカーと言っても、ヤクの売人なんだけども…。


逮捕された売人の、収監されるまでの一日を描いた作品だが、やっぱりその時のアメリカ人、特にニューヨークに強い思い入れがあるわけではないので、感情移入はそれほどでもない。

どんな事情があるにせよ、主人公は麻薬を売って(しかも大金を稼ごうとしてた)たし、親友や恋人、父親の愛に恵まれていたのに、自分で人生を台無しにした。

自分でも言っていたが、誰が密告したとかいう問題じゃない。

最後に親友に対する頼み事も、ちょっと納得できない。

自分でやれよと思ってしまう。

だから、収監直前の父親のナレーションと一連のイメージショットも、最後まで主人公の甘えが抜けてないように見える。


エドワード・ノートンはスパイク・リーの大ファンで、長らく主演を希望していたらしいが、そんなノートン起用を見越した作品だったんだろうと思う。

主役が白人、しかも知的で、あまり汚れ役のイメージが無いエドワード・ノートンでは無く、黒人がやっていたらロングランヒットしなかったんじゃないかと思ってしまう。

ただ、見終わった後の余韻は良く、それは、それでもかの街が破壊の後、再生するかもしれない希望があるからだ。

物語で主人公は刑務所で7年を過すことになるが、今は2010年。

上映時は2003年なので、主人公のモンティは出所しているはず。

その間に、サブプライム、リーマンショックとアメリカから始まった、世界を揺るがす経済恐慌が起き、大統領にアフリカ系アメリカ人が初めて選ばれた。

…ニューヨークは、アメリカは変わったんだろうかね。
posted by たいき at 15:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画
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